【花と緑の散策】
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2021年5月24日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。
<東京ディズニーランド>
ユッカの仲間は北~中央アメリカと西インド諸島の乾燥地帯に分布しています。その仲間のひとつであるユッカ・ロストラータは、直立性の幹に細くて青みがかった細い葉が全方向に向かって付き、髭のように垂れ下がった古い葉と相まって独特の雰囲気を醸し出します。ほとんど手間がかからないうえに耐寒性が高く、東京ディズニーランドの冬の寒さも問題ありません。
ここに植えた10年ほど前は、日本では珍しい植物でした。西部開拓時代の雰囲気にピッタリで、いまではアトラクション「ビッグサンダー・マウンテン」に欠かせない植物の仲間のひとつとなっています。
日光を好み、庭木としては特に病害虫はありません。耐寒性もあり、マイナス10℃前後までOKです。花はピンク色の容器のような花弁で、紅色の雄しべが目を引きます。果実の生産地のひとつであるニュージーランドでは、よりおいしい果実をつける品種が育成されているようです。
東京ディズニーランドでは、花も楽しめる庭木として使用しています。花も個性的ですが、葉も楕円で厚く、表面は光沢のある緑色で裏は白色という特徴があるので、プラザを歩いているゲストのみなさんにアドベンチャーランドの雰囲気を感じてもらおうと、ここに植えました。
<東京ディズニーシー>
日本原産の植物として有名です。野生種のガクアジサイから発展し、フランスや米国へ渡り、いまでは日本でもさまざまな品種を楽しむことができます。鑑賞期間が終わったら、花の除去と形を整えるための剪定を行います。落葉後の冬は翌年の花芽ができているので、最小限の剪定とした方が次の花を多く楽しむことができます。
アジサイの花(ガク)は、土の性質によってその色が変わりますが、青色のアジサイはマーメイドラグーンの海のイメージにピッタリです。花の形も、海中の珊瑚のようですね。
ニューギニア産の原種を用いて育成されたインパチェンスの園芸品種です。花色が豊かで径が大きく、葉に斑が入るものもあり、その名のとおり熱帯地域の多様性とパワーを感じさせる花です。乾燥には注意し、病気の原因となるので咲きがらはマメに取ります。
ニューギニア・インパチェンスを見ると、はるか遠くの地ニューギニアを想像してしまいます。S.S.コロンビア号の出港を待つ乗客も異国のエキゾティックな花を見て、これからの旅に思いを馳せているのかもしれません。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】の記事はこちらから
いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。
<東京ディズニーランド>
【ユッカ・ロストラータ:Yucca rostrata】
科名/属名:リュウゼツラン/ユッカ
原産地:テキサス~メキシコ南部
見頃:通年
場所:「ビッグサンダー・マウンテン」付近/ウエスタンランド
ユッカの仲間は北~中央アメリカと西インド諸島の乾燥地帯に分布しています。その仲間のひとつであるユッカ・ロストラータは、直立性の幹に細くて青みがかった細い葉が全方向に向かって付き、髭のように垂れ下がった古い葉と相まって独特の雰囲気を醸し出します。ほとんど手間がかからないうえに耐寒性が高く、東京ディズニーランドの冬の寒さも問題ありません。
ここに植えた10年ほど前は、日本では珍しい植物でした。西部開拓時代の雰囲気にピッタリで、いまではアトラクション「ビッグサンダー・マウンテン」に欠かせない植物の仲間のひとつとなっています。
【フェイジョア:Acca sellowiana】
科名/属名:フトモモ/フェイジョア
原産地:ブラジル~ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部
見頃:5月中旬~6月
場所:「クリスタルパレス・レストラン」付近/アドベンチャーランド
日光を好み、庭木としては特に病害虫はありません。耐寒性もあり、マイナス10℃前後までOKです。花はピンク色の容器のような花弁で、紅色の雄しべが目を引きます。果実の生産地のひとつであるニュージーランドでは、よりおいしい果実をつける品種が育成されているようです。
東京ディズニーランドでは、花も楽しめる庭木として使用しています。花も個性的ですが、葉も楕円で厚く、表面は光沢のある緑色で裏は白色という特徴があるので、プラザを歩いているゲストのみなさんにアドベンチャーランドの雰囲気を感じてもらおうと、ここに植えました。
<東京ディズニーシー>
【アジサイ:Hydrangea macrophylla】
科名/属名:アジサイ/アジサイ
原産地:日本
見頃:5月下旬~7月頃
場所:「フランダーのフライングフィッシュコースター」付近/マーメイドラグーン
日本原産の植物として有名です。野生種のガクアジサイから発展し、フランスや米国へ渡り、いまでは日本でもさまざまな品種を楽しむことができます。鑑賞期間が終わったら、花の除去と形を整えるための剪定を行います。落葉後の冬は翌年の花芽ができているので、最小限の剪定とした方が次の花を多く楽しむことができます。
アジサイの花(ガク)は、土の性質によってその色が変わりますが、青色のアジサイはマーメイドラグーンの海のイメージにピッタリです。花の形も、海中の珊瑚のようですね。
【ニューギニア・インパチェンス:Impatiens×hawkeri】
科名/属名:ツリフネソウ/ツリフネソウ
原産地:ニューギニア
見頃:5月~6月頃
場所:「ドックサイドダイナー」付近/アメリカンウォーターフロント
ニューギニア産の原種を用いて育成されたインパチェンスの園芸品種です。花色が豊かで径が大きく、葉に斑が入るものもあり、その名のとおり熱帯地域の多様性とパワーを感じさせる花です。乾燥には注意し、病気の原因となるので咲きがらはマメに取ります。
ニューギニア・インパチェンスを見ると、はるか遠くの地ニューギニアを想像してしまいます。S.S.コロンビア号の出港を待つ乗客も異国のエキゾティックな花を見て、これからの旅に思いを馳せているのかもしれません。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Photos by Y.I. / N.N.
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Photos by Y.I. / N.N.
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