【花と緑の散策】
2019年7月29日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物をご紹介します。
【ホルトノキ:Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus】
科名/属名:ホルトノキ/ホルトノキ 原産地:日本 見頃:6~7月
場所:「グランマ・サラのキッチン」付近(クリッターカントリー)
日当たりが良好で水はけのよい場所に植えます。成長は遅いですが大木になり、かなり太くなります。秋にまとめて紅葉することはありませんが、古い葉が次々に赤くなって落葉するので、一年中どこかが紅葉しています。
温かい地方の樹木なので寒さに弱いです。ここに持ってきた30数年前は今ほど温暖化が進んでいなくもっと寒かったので、この樹を枯らさないために一所懸命でした。
【ゲットウ:Alpinia zerumbut】
科名/属名:ショウガ/アルピニア 原産地:東南アジア 見頃:7月
場所:「シアターオーリンズ」付近(アドベンチャーランド)
日当たりが好きですが夏の強光線を嫌うので、木陰くらいの場所に植えます。水はけと水持ちのよい土に植えます。乾燥が苦手ですが、水分が多すぎても根腐れを起こすので、特に冬季の水やりには注意が必要です。
ショウガの仲間なので、言い換えるとウコンの仲間でもあります。これらの効用は有名ですが、このゲットウも役に立つ植物のひとつです。沈静・殺菌・防虫・消臭効果のほかに、お茶にしたりアロマオイルを抽出したりと大活躍です。
【ギボウシ:Hosta sieboldiana】
科名/属名:ユリ/ギボウシ 原産地:東アジア 見頃:6~7月
場所:「白雪姫の願いの井戸」付近(ファンタジーランド)
半日蔭くらいの場所に植えますが、あまり暗いと花付が悪くなります。水はけのよい土に植え、根付いてしまえば水やりは必要ありません。花も綺麗ですが、やはり葉の色・形・大きさなど、さまざまなバリエーションを楽しめるのが大きな魅力です。
幕末に来日した医師のシーボルトがヨーロッパに持ち帰り、そこで大人気になりました。今ではヨーロッパで品種改良されたものが、日本に輸入されています。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ