東京ディズニーシーで見つける“郷土芸術”
2019年3月13日
みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんは「フォークアート」という言葉をご存じですか?
「フォーク(folk)」とは“民族”のこと。例えばフォークダンスと聞けば、民族衣装に身を包んだ人々が楽しげな音楽に合わせて踊っている様子が思い浮かびますよね。
直訳すると“民族芸術”となるフォークアートは、その土地特有の文化から生まれるアートのことです。
フォークダンスが舞踏会のダンスと違って大衆向けであったように、フォークアートも、貴族のサロンで鑑賞されるような作品とは違って、素朴なものが一般的です。
例えばこんなかわいらしいもの。
こちらは、東京ディズニーシーの「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」というショップの前にある看板です。
風が吹いたら必見!横の風車が回り、ペグおばさんとネコたちが愛らしく動くんです。
今日は、そんな東京ディズニーシーで見つけられるフォークアートをご紹介しますね。
舞台はこちら。アメリカンウォーターフロントにある「ケープコッド」です。
フォークアートは“郷土芸術”とも訳され、その土地ならではの文化が反映されます。
のどかな漁村であるケープコッドのフォークアートを探してみましょう。
こちらは漁師の小屋の看板。ロブスターの形で、趣向が凝らされています。
こちらは製帆所の看板。大きく帆を張った船の下には波まで表現されていますね。
海員宿泊所の看板には、ロッキングチェアに座った船乗りがいます。
そしてこちらはなんと、風見鶏ならぬ“風見ネコ”です。とてもユニークですね。
木材をかじるネズミから船を守ってくれるネコは、昔から船乗りにとって特別な存在でした。
漁村であるこのケープコッドでも愛されているのは当然かもしれないですね。
最後に、ひときわ大きなフォークアートを見に行きましょう。
四方の壁いっぱいに、ケープコッドの歴史が描かれています。この4枚の絵があるのはケープコッドのタウンホール。
独立記念日のお祝いに、“クックオフ(料理コンテスト)”が開かれています。
そう、レストラン「ケープコッド・クックオフ」です!
フォークアートは、ほかにも鍛冶屋の壁全体が看板のようにデザインされていたり、診療所の看板がコウノトリだったり、ケープコッドのいたる所で見つけられます。
次回ケープコッドを訪れた際は、ぜひ住民たちの自信作を見つけてくださいね♪
>>ペグおばさんとネコたちの看板がある「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」についてはこちら
Resort Creation Department M.N.
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