シンデレラ城前のプラザにいながら、パークを一周できちゃう?スゴ技の持ち主!
2018年8月17日
みなさん、東京ディズニーランドへようこそ!
こちらは、東京ディズニーランドの開園当初からパークでみなさんをお迎えしてきた「オムニバス」です。
“Tokyo Disneyland Transportation Company(東京ディズニーランド交通会社)” が運営しているこの「オムニバス」、どこかで見たことがあると思うみなさんも多いのでは?
ロンドンを走る2階建てバスに似ていますよね。
うん、確かに。
でも、パークの「オムニバス」は、ニューヨークの5番街で1920年代まで運行されていた、1908-1912年製の2階建てバスを、8分の5サイズにしたものなんです。
ハンドルやアクセル、ブレーキペダルは、日本の仕様に従って右側に取り付けられていますが、車体の外装はすべて本物と同様にデザインされているんですよ。
そして、パークの「オムニバス」の外装と内装には、当時の2階建てバスに見られた広告の代わりに、各テーマランドのポスターや写真が掲示されています。
ところで、この「オムニバス」という名前は、“万人を運ぶ”という意味のフランス語“voiture omnibus”が語源で、1819年のパリに登場した乗合馬車を意味する言葉なんです。
そして、この“オムニバス”が現在の“バス”の語源にもなっているそうですよ!
よく耳にする映画や音楽の短編をまとめた“オムニバス形式”という言葉も、ここからきているんです。
そうそう、「オムニバス」をパークに走らせようというのはウォルト・ディズニーの提案だったそうですよ。
ディズニーランドで人気を博したオムニバスは、東京ディズニーランドにもちゃんと引き継がれ、この35年間変わることなくみなさんをお迎えしているんです。
35周年のお祝いにわく夏真っ盛りのプラザを、のんびりと走ってみてはいかがですか?
Resort Creation Department O.H.
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