神秘的なアラビアンナイトの世界へ
2015年10月22日
エキゾティックな宮殿の中庭に建つ、華やかな建物。東京ディズニーシーの「キャラバンカルーセル」は、世界文学の名作『アラビアンナイト』がモチーフになっています。
『アラビアンナイト』は、古代ペルシアの王・シャハリヤールと、王妃・シャハラザードが登場する物語です。王は女性不信で、妻を迎えては翌日に処刑する怖い人でした。王国から女性が次々に逃げて行ってしまう様子を悲しんだ娘・シャハラザードは自ら王に嫁ぐことを決心しました。
そして、彼女は自分を守るためにある秘策をとったのです。その秘策はというと・・・。
“毎晩、物語を話し聞かせること”でした。
船乗りの冒険談や、名高い盗賊の話、お伽話など・・・。
王妃が語る物語はとても面白く、王はすっかり聞き入りました。
王妃の話はいつも一番面白いところで朝になり、続きを聞きたい王は、彼女の処刑を延期することにしました。
そうして時は流れ、なんと千一夜も続いたのです!お話の中には友情の大切さなど多くの教訓が含まれていたため、王は徐々にその教訓を活かし反省。誠実に国を統治するようになっていました。
そしてその頃には、賢い王妃を心から愛するようになっており、まるで生まれ変わったかのように幸せな家庭を築いたのです。
紹介した写真は、「キャラバンカルーセル」2階の棟飾りです。ここでは、物語の場面をいくつか垣間見ることができます。絵の中のアラビア風の服装や装飾を見ると、なんだかエキゾティックな気分になりますね。
そしてこのアトラクションではなんと、物語に登場する馬に乗ることができるんです!
この馬、よ〜く見ると機械仕掛けになっています。
ほかにも、異国情緒あふれる乗り物が勢ぞろいしています。
獅子の胴体に鷲の頭と羽根を持つ不思議な幻獣グリフィン、古代の二輪馬車チャリオット。ラクダや象も、鞍や首飾りで豪華に装飾されています。
これに乗れば、王族や貴族の優雅な気分を味わえそうですね♪
「キャラバンカルーセル」は、昼と夜で雰囲気ががらりと変わるのも見どころ。ぜひ、乗り比べてみてください。
きらびやかにライトアップされたドームはより神秘的でロマンティック。
秋の夜長、アラビアンナイトの幻想的な世界にひたるのもステキな過ごし方ですね。
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Resort Creation Department M.N.
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