【花と緑の散策】
2015年10月23日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今回は、「グランドサーキット・レースウェイ」で見ることができる、四季折々の植物を担当者のコメントとともに紹介します。
実は東京ディズニーランドのアトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」は隠れたお花見の名所なんですよ。
見頃:早春
【スイセン:Narcissus tazetta】
科名/属名:ヒガンバナ/スイセン 原産地:地中海沿岸
数の多さに驚かれたでしょうか?もちろん、最初に植えた時はこんなに多くはありませんでした。どうやら環境が適していたらしく、今では一面のスイセン畑を見ることができます。
他にもスイセンの名所はありますが、ここ東京ディズニーランドでも楽しむことができるんですよ。
見頃:春
【サクラ:Prunus cv.】
科名/属名:バラ/サクラ 原産地:日本
落葉樹は基本的に潮風に弱いので、海が近いパークには不向きと言われていました。ですが、ここは周りを山や樹木に囲まれて潮風が当たらないので、絶好の落葉樹スポット。なので、ここに桜の木を集めることにしました。
ここには、日本各地から集めた桜が約15品種ほど植えられています。中には10月から咲く珍しい桜もあるので、お花見が二度も楽しめちゃいますね。
見頃:夏
【オキシデンドルム:Oxydendrum arboreum】
科名/属名:ツツジ/オキシデンドルム 原産地:ペンシルバニア~フロリダ
丈夫で成長も早く病害虫被害もありませんが、日当たりが悪いと花つきが悪くなります。日当たりの良い広い場所に植えるのが、キレイに花を咲かせる秘訣です。
なんと、世界三大紅葉樹のひとつで、花も珍しいですが秋の紅葉も見事です。日本では「スズランノキ」として流通しているものもありますが、それとは違う種類です。
見頃:秋
【アキランサス:Alternanthera ficoidea】
科名/属名:ヒユ/アルテルナンテラ 原産地:メキシコ~アルゼンチン
丈夫で水分を好みます。夏の強光線にも耐えますが、日本では秋の紅葉シーズンに花壇材料として使われます。
赤・黄色・白・斑入りなど、さまざまなバリエーションがあって、周りの風景をぱっと明るくしてくれます。葉が小さく密着しているので、背丈の低い草花を隙間無く植え、カーペットのようにデザインする “毛氈花壇”の模様を作るのにも向いています。
見頃:冬
【テーダマツ:Pinus taeda】
科名/属名:マツ/マツ 原産地:アメリカ中西部
アメリカ原産のとても大きくなる樹木です。丈夫で成長も早く、病害虫被害もほとんどありません。日本のマツと違い、どこからでも芽が出るのが特徴です。
とても成長が早いので、樹形がすぐ乱れて、樹姿が暴れてしまいがちです。このようにキレイな形を保つのはとても大変なんです。
一年を通じてさまざまな植物を楽しめる「グランドサーキット・レースウェイ」。
たまには景色を楽しみながら、運転を楽しむのはいかがですか?
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./E.N.
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