みなさん、こんにちは。
東京ディズニーリゾート・アンバサダーの味方 和です。
東京ディズニーリゾート内の舞浜アンフィシアターで上演されている、劇団四季 ディズニーミュージカル『美女と野獣』が10月23日に舞浜公演上演2周年を迎えました。
上演2周年を記念して、劇団四季の俳優と東京ディズニーリゾートのキャストが、同じ『美女と野獣』という作品の世界に関わる仲間として、「おもてなし」について学び合う交流会を実施しました。
今回のブログでは、その交流の様子をご紹介します。
はじめに、劇団四季 ディズニーミュージカル『美女と野獣』に出演されている飯田 達郎さん、平田 愛咲さんを、東京ディズニーランドにあるディズニー映画『美女と野獣』をテーマとしたエリアにご案内しました。
ベル役のお一人である平田さんは、ディズニー映画『美女と野獣』の大ファンとのこと。エリアで聞こえる音楽を聴き、村の入口にある「モーリスのコテージ」を見て、映画そのままの世界に目を輝かせていらっしゃいました。
ビースト役のお一人である飯田さんは、今回初めてこのエリアを訪れたそうで、「美女と野獣の城」を見て大興奮。舞台セットにはない、天井や壁をじっくりと観察し、その質感に感動されていました。また、3人のキャストたちがお二人に、施設のテーマやキャストの役割について紹介しました。
私たちキャストは、ゲストによりストーリーを感じていただくために、それぞれの役割を演じているということをお伝えしました。細部までこだわっているエリアの中で、キャストが「ベルが住む村の住人」や「ガストンのファン」という役割を演じることで、ゲストはより映画の世界に入り込むことができます。
また「おもてなし」をするうえで大切にしている、「ショーは毎日が初演」というウォルト・ディズニーの言葉を紹介し、期待を持って来園してくださるゲストのみなさんにすてきな体験をお届けできるよう、いつも新鮮な気持ちで向き合っていると伝えました。
そして、上演2周年当日、『美女と野獣』エリアのキャストと一緒に、ミュージカル『美女と野獣』を観劇しました。
華やかなダンスシーンには思わず心が躍り、儚くも芯のある歌声には目頭が熱くなりました。ベルとビーストが心を通わせる美しい物語が、俳優のみなさんによっていきいきと描かれ、観劇後にはあたたかい気持ちになりました。
公演後には、バベット役のお一人である小川 美緒さんとともに、劇団四季の俳優が毎日行う「母音法」という訓練方法について教えていただきました。
劇団四季では「演劇は台本の立体化」という考えのもと、台本に書かれた言葉の一音一音を明晰に発することを大切にされています。「母音法」の訓練では、母音のみでセリフを読んだ後に、子音をのせてセリフを読んでいます。この訓練により、どれだけ感情が高ぶっても、最後列のお客様にまではっきりとセリフを届けることができるそうです。
たくさんのゲストのみなさんにご案内をする場面や、アンバサダーがスピーチをする際に、役立てていきたいと思います。
公演後には6名で話をする機会をいただき、飯田さんと平田さんからも「おもてなし」についてお話をうかがいました。
私が印象に残っているのは、「役を生きる」というお二人の言葉です。
飯田さんは、ビーストとして舞台に立っているときに、自然と涙が流れることがあるそうです。まさにビーストとして「生きる」からこそ、嘘ではない感情が沸き起こり、観客の感動とつながるのだと感じました。
また平田さんからは、公演後には公演内容を客観的に振り返り、クオリティを高められるよう俳優同士で話し合いを重ねているとうかがいました。
私たちキャストが大切にしている「ショーは毎日が初演」という言葉と通じるものを感じました。
今回は、劇団四季の俳優と東京ディズニーリゾートのキャストの交流の様子をお届けしました。
『美女と野獣』という同じ作品に関わる仲間として、これからもいっしょに東京ディズニーリゾートを盛り上げていきたいと思います。
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