ニューヨークの富を二分する2人の実業家

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みなさん、こんにちは。

今日のブログでは、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにまつわるちょっと興味深いストーリーをお届けします。

アメリカンウォーターフロントのニューヨーク。時代は20世紀初頭。大都市のエネルギーに満ちあふれたこの港町には、ニューヨークの富を二分する2人の実業家がいます。

タワー・オブ・テラーとS.S.コロンビア号の景観画像

ひとりは、アトラクション「タワー・オブ・テラー」の舞台であるホテルハイタワーの創立者、ハリソン・ハイタワー三世。彼は探険家であり、文化的遺産の熱狂的なコレクターとして知られています。しかし、ハイタワー三世は1899年の大みそかに謎の失踪を遂げて行方不明になっているので、冒頭の文章は「2人の実業家が“いました”」と書くべきでしたね・・・。

そしてもうひとりは、コーネリアス・エンディコット三世です。「え・・・誰?」と思ったあなた、エンディコット三世のことを知れば、アメリカンウォーターフロントのニューヨークのことをもっと好きになるはずです。

エンディコット三世は、豪華客船S.S.コロンビア号を所有、運航する船会社U.S.スチームシップカンパニーのオーナー。

U.S.スチームシップカンパニーの画像

U.S.スチームシップカンパニーはS.S.コロンビア号のほかに、S.S.フーサトニック号とS.S.モノンガヒラ号という2隻の客船を所有しているんですよ。

S.S.コロンビア号、S.S.フーサトニック号、S.S.モノンガヒラ号が描かれたポスター画像

また、エンディコット三世は「ニューヨーク・グローブ通信」という新聞社も所有しています。「ブロードウェイ・ミュージックシアター」の左隣に、この新聞社のメインオフィスがあります。

「ニューヨーク・グローブ通信」の画像

礎石に設置されたプレートを見てみましょう。

礎石の画像

“CORNELIUS ENDICOTT, Ⅱ”と書いてありますね。Ⅱとは“二世”のこと。つまり、“エンディコット三世の父親”がこの新聞社をつくったというわけです。

そして、次にお見せする2枚のプレートは、U.S.スチームシップカンパニーの建物(レストラン「ドックサイドダイナー」)両端の柱に設置されているもの。

U.S.スチームシップカンパニーの建物に設置されたプレート画像1

U.S.スチームシップカンパニーの建物に設置されたプレート画像2

それぞれのプレートには次のような内容が書かれています。

“私は、将来の世代の人々がいつまでも、エンディコットの名前を聞けば、製鉄所や金鉱、鉄道、そしてグローバルな海運業を連想するようになることを心から願っている。 コーネリアス・エンディコット二世 1887年”

“私の祖父は、まわりの人々は失敗したが自分は成功したい、という願望のほかには何も持たずにこの国にやってきた。そして、祖父は夢にも思わなかったような大成功をおさめた。アメリカは本当にチャンスの国である。 コーネリアス・エンディコット三世 1909年”

エンディコット一族は、このニューヨークでの成功を夢見て、祖父の代から野心を持って努力を重ねてきたようですね。

ところで、ホテルハイタワーの見学ツアーを主催しているニューヨーク市保存協会の会長はベアトリス・ローズ・エンディコットといって、なんとエンディコット三世の娘なんですよ!エンディコット三世とハイタワー三世はライバル関係。エンディコット三世のライバル、ハイタワー三世が創立したホテルハイタワーの保存と修復に情熱を注いでいるのがエンディコット三世の愛娘だなんて、なんだか皮肉な話ですよね・・・。この辺りのストーリーはけっこう複雑なので、またの機会に。

いかがでしたか?ストーリーをくわしく知ると、いつもの景色が少し違って見えてくるはず。今度アメリカンウォーターフロントのニューヨークを訪れた際は、今日の話を思い出しながらディズニーのストーリーの世界を満喫してくださいね。


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