【花と緑の散策】
2019年3月18日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ルピナス(葉):Lupinus polphyllus hybrid】
科名/属名:マメ/ルピナス 原産地:南北アメリカ 見頃:3月
場所:「カスバ・フードコート」付近(アラビアンコースト)
日当たりがよく水はけのよい場所に植えます。移植を嫌うので直播(じかまき…直接、田畑に種をまくこと)がよいですが、ポット栽培(大きめの鉢に果樹を植えて栽培する方法)した場合は、あまり大きくならないうちに地植えしてください。
「ハウチワマメ」の異名があるぐらい葉も特徴的です。天狗の団扇のようにぐるりと周った葉は、ひと目でルピナスとわかります。花もフジを反対にしたようで「サカサフジ」の和名もあります。
【ヤグルマギク:Centaurea cyanus】
科名/属名:キク/ヤグルマギク 原産地:ヨーロッパ 見頃:3~4月
場所:「カスバ・フードコート」付近(アラビアンコースト)
耐寒性は強いですが高温多湿を嫌うので乾燥気味に管理します。丈夫で育てやすく、日当たりと水はけに注意するほかは肥料もほぼいりません。肥料が多いと大きくなりすぎて、倒伏してしまいます。
ヤグルマギクはヤグルマソウと呼ばれることもあります。ですが、ヤグルマソウは日本山野に自生している野草のことで、ヤグルマギクとは違います。ヤグルマギクは品種改良された園芸植物です。
【ハナカンザシ:Rhodunthe anthemoides】
科名/属名:キク/ローダンテ 原産地:オーストラリア 見頃:3~4月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ裏(ヴィア・パペリーノ)」付近(メディテレーニアンハーバー)
日当たりのよい場所に水はけのよい土で植えます。高温多湿を嫌うので乾燥気味に管理します。雨に当たると花が痛むので、鉢植えにして、雨が降ったら移動できるようにした方が、花が綺麗に見えます。
もともとカサカサした手触りの花が咲くハナカンザシですが、ドライフラワーにも向いています。枯れるまで待つ必要はないので、満開のときに摘み取って、風通しのいい室内で数日乾燥させてください。
【スイセン‘テータテート’:Narcissus syclamineus cv.Teta a tete】
科名/属名:ヒガンバナ/スイセン 原産地:地中海沿岸 見頃:2~3月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
日本水仙に比べて小型の種類です。でも性質はほとんど同じで、冬の寒さにあてないと花が咲きません。植えっぱなしで毎年咲き、分球して増えていきます。酸性土壌を嫌うので、植付時に苦土石灰で中和します。
日本水仙と違い1本の花径に一つしか花を付けません。でも次々と花径を伸ばしミッシリと花盛りになり、丈は低いですが目立つ黄色と相まって、冬花壇を彩ってくれます。テータテートとはフランス語で「内緒話」という意味だそうです。
—————————————————
※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
——————————————————
Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ