【花と緑の散策】
2019年2月19日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物をご紹介します。
【カレンジュラ・スノープリンセス:Calendula cv.】
科名/属名:キク/キンセンカ 原産地:南ヨーロッパ 見頃:12~3月
場所:「プラズマ・レイズ・ダイナー」付近(トゥモローランド)
日当たりと有機質に富んだ肥沃な土を好みます。酸性土を嫌うので植付け前に苦土石灰(くどせっかい)を撒いて中和してあげます。寒さに強くひと冬咲き続けるので、こまめに咲きがら(咲き終わってしぼんだもの)取りをして、花数を増やしましょう。
キンセンカには珍しいクリーム色で、花弁の先だけコーヒー色のワンポイントが付いているおしゃれな花です。また、キンセンカにしては背の高い方なので、花壇に寄せ植えする際、使い勝手が広がります。
【パンジー・フラメンコトリカラーローズ:Viola cv.】
科名/属名:スミレ/スミレ 原産地:ヨーロッパ 見頃:12~3月
場所:「プラズマ・レイズ・ダイナー」付近(トゥモローランド)
日当たりと水はけのよい土を好みます。蒸れると病害虫が発生しやすいので、風通りのよい場所に植え、ピンチ(摘芯)をして透かすのと同時に花数を増やします。開花中は肥料切れに注意しましょう。
フリンジ咲きといわれるパンジーの品種のひとつです。大きなブロッチ(目)が入るのも特徴のひとつ。従来の品種は開花が遅かったり、茎が徒長したりすることがありましたが、フラメンコでは改良されています。
【マンリョウ:Ardisia crenata】
科名/属名:ヤブコウジ/ヤブコウジ 原産地:関東~インド 見頃:12~2月
場所:「プラズマ・レイズ・ダイナー」付近(トゥモローランド)
半日陰で湿り気の多い土を好みます。強光線に当たると、葉焼けを起こしたり実付きが悪くなったりします。関東以南に自生しているので、寒さに弱く、冬は霜や北風が当たらない場所で管理します。
一両・十両・百両・千両・万両とあるなかで、最も大きくなり実付きも多いため、お正月の縁起物として親しまれてきました。今まで何度かブームがあったようですが、今では白実や黄実など変わった品種も多くあります。
【ウバメガシ(刈込):Quercus phylliraeoides
科名/属名:ブナ/コナラ 原産地:日本~中国 見頃:通年
場所:「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」付近(トゥーンタウン)
日当たりと水はけのよい場所に植えます。潮風・乾燥・公害に強く、刈込にもよく耐えるため、公園や街路樹だけでなく工場緑化などにも使われます。海岸付近ではあまり大きくなりませんが、内陸部では15mぐらいの木もあるようです。
街灯をすっぽり覆っていて、計画的に造ったように見えますが、じつは初めの頃はもっと小さかったのです。プランターにぴったり収まるぐらいの幅しかなく、街灯に届いていませんでした。それが長い年月を経てこの形になりました。
【ヤマモモ(刈込):Myrica rubra】
科名/属名:ヤマモモ/ヤマモモ 原産地:日本~中国 見頃:通年
場所:「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」付近(トゥーンタウン)
日当たりと水はけのよい場所を好みます。放っておくと大木になりますが、剪定できるので5mほどに抑えるとよいでしょう。雌雄異株なので雌木だけだと結実しませんが、雄木の花粉は10km飛ぶといわれているので、1本でも結実する場合があります。
隣のウバメガシと共に長い年月を経てきれいな形になりましたが、こちらは近くに街灯がなかったので、普通の傘型になりました。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by M.M.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ