【花と緑の散策】
2018年8月28日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物をご紹介します。
【マツバボタン:Portulaca grandiflora】
科名/属名:スベリヒユ/スベリヒユ 原産地:ブラジル・アルゼンチン 見頃:7~8月
場所:「アリスのティーパーティー 」付近(ファンタジーランド)
日照時間が長く乾燥した環境を好みます。多湿に弱いため日本の夏の高温は平気ですが、過湿になると腐ってしまいます。ロックガーデンや石垣の隙間などに向いています。
さまざまな色で真夏の庭先を彩ってきた丈夫な花ですが、残念なことに最近あまり見られません。昔は農家の庭先などにたくさん咲いていたものです。農家が減ったのか庭先が減ったのか、少し寂しいですね。
【サンタンカ:Ixora chinensis】
科名/属名:アカネ/サンタンカ 原産地:中国南部~マレーシア 見頃:7~9月
場所:「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”」付近(アドベンチャーランド)
熱帯の植物ですが、日本の夏の強光線だと葉焼けを起こすので、真夏は半日陰に置いてください。水はけと水持ちのいい土に植え、梅雨時は控えめに夏の開花期はたっぷりと水を与えてください。長期間開花するので開花時期は緩効性の肥料を与えます。
目立つ色と形で夏花壇を飾る代表的な植物です。照りのある大きい葉と小さい花がまとまって丸い形に咲くところが、まるでアジサイのように見えませんか?その姿から、個人的に「夏アジサイ」と呼んでいます。
【ココヤシ:Cocos nucifera】
科名/属名:ヤシ/ココヤシ 原産地:メラネシア 見頃:7~9月
場所:「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”」付近(アドベンチャーランド)
原産地では20m以上になり葉だけでも5mを超えるほど大きくなります。熱帯産なので日光と水分を好みます。越冬温度が15℃と言われているので、日本では温室で栽培する方が良いでしょう。
日光と水分が大好きではあるものの、元々大きくなる植物なので、与えすぎると一度に大きくなって手に負えなくなってしまいます。鉢も小さめのままにして、室内での共存を探った方が良いですよ。
【ネオレゲリア:Neoregelia carolinae】
科名/属名:パイナップル/ネオレゲリア 原産地:ブラジル 見頃:7~9月
場所:「カリブの海賊」付近(アドベンチャーランド)
熱帯植物なので日光と水分を好みます。ですが、もともと着生植物で根から水分を吸い上げる力が弱いため、筒状になっている葉の内部に水を溜めておきます。
一度花が咲くとその株は枯れてしまうので、その前に株分けで子を増やしておくことをお勧めします。ある程度大きくなった子株を切り分けてミズゴケなどで養生しておくと簡単に増やせます。
【アメリカノウゼンカズラ:Campsis radicans】
科名/属名:ノウゼンカズラ/ノウゼンカズラ 原産地:北アメリカ東南部 見頃:7~8月
場所:「ボイラールーム・バイツ」付近(アドベンチャーランド)
日当たりが良好で水はけのいい場所に植えます。丈夫で夏中花を咲かせてくれます。肥料が好きですが、成長が早くあげ過ぎると収拾がつかないほど伸びてしまいますのでご注意を。
また、つるから気根を出し、フェンスでもトレリスでも、ほかの木でもどこでも登っていきます。でも、塀は良いですが、建物の壁には気をつけましょう。気根からひびが入り雨漏りの原因になる場合があります。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ