さぁ出かけましょう!物語を探しに♪
2013年2月21日
突然ですが、これ(↓)、なんだと思いますか?
木でできたバケツの中に、なにか白いものが見えますね。中をのぞくと“ハケ”が入っています。
実は、かつてこのバケツには白いペンキが入っていました。
「ペンキ」と聞いてピンときた方!さすがです。
では、この白いペンキが入っていたバケツは、一体どこにあるでしょうか?
正解はこちら!(↓)
ここは東京ディズニーランド、ウエスタンランドにある「トムソーヤ島いかだ」の船着き場です。
19世紀初頭のミシシッピ川やミズーリ川沿岸の未開拓地には、このような船着き場が川沿いにひっそりと建っていました。
丸太の骨組で支えられた屋根が、川を渡る旅人や貨物を雨風から守ります。
ところで、みなさんは“トム・ソーヤ”をご存じでしょうか?
彼はマーク・トウェインの小説『トム・ソーヤの冒険』の主人公、いたずら好きなわんぱく少年です。
ある日、おばさんから塀のペンキ塗りを頼まれたトムは考えます。「どうすれば楽に仕事を片付けることができるだろう?」。
そしてすばらしいアイディアを思いついたのです。彼はペンキ塗りをしながら「とても楽しいな!」と、友だちにアピールを始めます。
しかし「ちょっと僕にも塗らせてよ」と友だちがお願いしても、「いやぁこんな楽しいペンキ塗りはやらせてあげないよ!」ともったいぶるのです。
楽しそうにペンキを塗るトムを羨ましそうに見る友だち。そして頃合を見たトムは「じゃあ君もやってみるかい?」と友だちにハケを渡します。
「ありがとう!」と喜ぶトムの友だち。そしてとうとうトムは、自分が頼まれたペンキ塗りの仕事を友だちにやらせてしまったのです。
うーん、とってもクレバー!
船着き場の出口側の壁には、ペンキで“GONE FISHIN”の文字が書かれています。
トムはここでもペンキ塗りを途中で放棄して、ガールフレンドのベッキーと魚釣りに出かけてしまったようです。元気いっぱいですね!
白いペンキが入ったバケツは、その近くで見ることができますよ♪
Resort Creation Department E.I.
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