【花と緑の散策】
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2021年11月30日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。
<東京ディズニーランド>
冬に付く赤い実と光沢のある濃緑色の葉がお互いを引き立て合い、そのコントラストがとても美しい樹木です。刈込に耐えるので生垣にも利用されます。
基本的にとても丈夫なので、管理についてはほとんど手間はかかりません。
西洋では、西アジア~ヨーロッパに分布するセイヨウヒイラギ(英名イングリッシュホーリー)がクリスマスのリースや飾りに使われ、クリスマスホーリーとも呼ばれています。チャイニーズホーリーは東アジア原産で日本の気候に合っているため、一般的に栽培・利用されています。東京ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城の横で赤い実を付けて、クリスマスの時期にはパークを華やかに彩っています。
江戸時代から日本人に愛好されてきた冬の花です。1700年代後半に日本に渡来後、東京丸葉系、名古屋ちりめん系、大阪丸葉系、さんご系の4系統が育成されました。
ハボタンは弱酸性の土が適しているので、酸性度が調整されている培養土以外の土に植える場合は、苦土石灰か消石灰を土に混ぜましょう。
紅色や白、緑色の葉のコントラストが美しいハボタンですが、もともとは食用のケールとして日本に入ってきたものが、牡丹になぞらえて鑑賞用に育成されました。食べられるものを鑑賞用にして楽しんでしまうなんて、江戸時代の文化のすばらしさには本当に頭が下がります。東京ディズニーランドでも、昔も今も、そしてこれからも、冬の彩りとして活躍してくれるでしょう。
<東京ディズニーシー>
冬にさしかかると、ウォーターフロントパークの樹木に咲いた白い花が目を引きます。日本でよくみるツバキやサザンカツバキの花に似ていますが、タイワンツバキ属という別の属の植物なんです。
もともと暑い地域の植物ですが、東京ディズニーシーでは屋外で冬越ししてくれています。なるべく冬に寒風の当たらない場所に植えてあげることがコツです。
白い花弁と中央の黄色い花糸の組み合わせは目玉焼きのようだということで、英名はフライドエッグツリー(Fried egg tree)ともいいます。ウィットに富んだうまい名前をつけたものです。
タイワンツバキの花は今日も、ウォーターフロントパークを散歩するニューヨーカーたちの心を和ませてくれています。
関東~静岡県の海岸に分布しています。地下茎で横に広がり、晩秋になると小さくて黄色い花を付けます。花だけではなく、葉の表側に白い縁取りがあり、隠れた鑑賞価値があります。
性質は強健ですが、風通しの悪い場所では蒸れによる葉枯れが発生しやすいので、風通しの良い場所に植えてあげましょう。
イソギクは、日本のキクの仲間の中では最も多くの染色体を持っているそうです。自ら進化することにより、環境の厳しい海岸沿いの崖などにも見事に適応したんですね。
まさに、ここポートディスカバリーの科学者たちの何年にもおよぶ研究の産物である「アクアトピア」にふさわしい植物です。
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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】記事はこちらから
いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。
<東京ディズニーランド>
【チャイニーズホーリー:Ilex cornuta】
科名/属名:モチノキ科モチノキ属
原産地:中国、朝鮮半島南端部
見頃:11月~2月(実)
場所:「白雪姫のグロット」付近/ファンタジーランド
冬に付く赤い実と光沢のある濃緑色の葉がお互いを引き立て合い、そのコントラストがとても美しい樹木です。刈込に耐えるので生垣にも利用されます。
基本的にとても丈夫なので、管理についてはほとんど手間はかかりません。
西洋では、西アジア~ヨーロッパに分布するセイヨウヒイラギ(英名イングリッシュホーリー)がクリスマスのリースや飾りに使われ、クリスマスホーリーとも呼ばれています。チャイニーズホーリーは東アジア原産で日本の気候に合っているため、一般的に栽培・利用されています。東京ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城の横で赤い実を付けて、クリスマスの時期にはパークを華やかに彩っています。
【ハボタン:Brassica oleracea var. acephala】
科名/属名:アブラナ科アブラナ属
原産地:ヨーロッパ
見頃:11月~3月中旬
場所:「クリスタルパレス・レストラン前」付近/アドベンチャーランド
江戸時代から日本人に愛好されてきた冬の花です。1700年代後半に日本に渡来後、東京丸葉系、名古屋ちりめん系、大阪丸葉系、さんご系の4系統が育成されました。
ハボタンは弱酸性の土が適しているので、酸性度が調整されている培養土以外の土に植える場合は、苦土石灰か消石灰を土に混ぜましょう。
紅色や白、緑色の葉のコントラストが美しいハボタンですが、もともとは食用のケールとして日本に入ってきたものが、牡丹になぞらえて鑑賞用に育成されました。食べられるものを鑑賞用にして楽しんでしまうなんて、江戸時代の文化のすばらしさには本当に頭が下がります。東京ディズニーランドでも、昔も今も、そしてこれからも、冬の彩りとして活躍してくれるでしょう。
<東京ディズニーシー>
【タイワンツバキ:Gordonia axillaris】
科名/属名:ツバキ科タイワンツバキ属
原産地:台湾、中国南部、ベトナム
見頃:12月
場所:「ウォーターフロントパーク」付近/アメリカンウォーターフロント
冬にさしかかると、ウォーターフロントパークの樹木に咲いた白い花が目を引きます。日本でよくみるツバキやサザンカツバキの花に似ていますが、タイワンツバキ属という別の属の植物なんです。
もともと暑い地域の植物ですが、東京ディズニーシーでは屋外で冬越ししてくれています。なるべく冬に寒風の当たらない場所に植えてあげることがコツです。
白い花弁と中央の黄色い花糸の組み合わせは目玉焼きのようだということで、英名はフライドエッグツリー(Fried egg tree)ともいいます。ウィットに富んだうまい名前をつけたものです。
タイワンツバキの花は今日も、ウォーターフロントパークを散歩するニューヨーカーたちの心を和ませてくれています。
【イソギク:Chrysanthemum pacificum】
科名/属名:キク科キク属
原産地:日本
見頃:11月~12月
場所:「アクアトピア横」付近/ポートディスカバリー
関東~静岡県の海岸に分布しています。地下茎で横に広がり、晩秋になると小さくて黄色い花を付けます。花だけではなく、葉の表側に白い縁取りがあり、隠れた鑑賞価値があります。
性質は強健ですが、風通しの悪い場所では蒸れによる葉枯れが発生しやすいので、風通しの良い場所に植えてあげましょう。
イソギクは、日本のキクの仲間の中では最も多くの染色体を持っているそうです。自ら進化することにより、環境の厳しい海岸沿いの崖などにも見事に適応したんですね。
まさに、ここポートディスカバリーの科学者たちの何年にもおよぶ研究の産物である「アクアトピア」にふさわしい植物です。
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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】記事はこちらから
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Photos by M.M.
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