【花と緑の散策】

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東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。

<東京ディズニーランド>
 
ハゲイトウの画像1

ハゲイトウの画像2

ハゲイトウの画像3

 

【ハゲイトウ:Amaranthus tricolor】

科名/属名:ヒユ科ヒユ属
原産地:熱帯アジア
見頃:10月~11月
場所:「カリブの海賊」付近/アドベンチャーランド


葉の美しさと個性的な姿を楽しむ花です。8月頃から緑色のてっぺんの葉が、紅、黄、紫などに色付き、秋が深まるとより色が鮮明になります。水はけの良い場所を選んで植えることがポイントです。また、お日さまが大好きな植物ですので、日当たりの良い場所に植えましょう。
一度見たら忘れられない強烈なインパクトのある花です。アドベンチャーランドの熱帯地域の演出には欠かせない秋の植物です。ハゲイトウが属しているヒユの仲間は、鑑賞用のほかにも穀実用、野菜用として人々の生活と密接にかかわっている植物なんですよ。

 
トックリキワタの画像1

トックリキワタの画像2

トックリキワタの画像3

 

【トックリキワタ:Chorisia speciosa】

科名/属名:アオイ科セイバ属
原産地:ブラジル、アルゼンチン
見頃:10月
場所:「シアターオーリンズ」付近/アドベンチャーランド


秋になると、「シアターオーリンズ」のステージ左上に、ピンク色が鮮やかな大輪の花を見ることができます。遠目に見ると大きな桜のように見えますが、近くで見ると原産地の熱帯アメリカを想像させるトロピカルな華やかさがあります。日本の生育地の北限である沖縄では、街路樹や公園樹として利用されています。東京ディズニーランドでは屋外でも元気に育ってくれています。
樹齢を重ねると、幹が徳利のように膨らむのが特徴です。アトラクション「カリブの海賊」の横にもありますので、見てみてください。

 
 

<東京ディズニーシー>
 
ネムノキの画像1

ネムノキの画像2

 

【ネムノキ:Albizia julibrissin】

科名/属名:マメ科ネムノキ属
原産地:イラン~東アジア
見頃:10月(実)、6月~7月(花)
場所:宮殿の中庭付近/アラビアンコースト


ネムノキの仲間は、熱帯や暖帯に100種類以上が分布しています。長い雄しべを持つ花はとてもカラフルで、フワフワした形はとってもかわいらしいです。秋になるとマメ科植物に見られる果実をつけるので、ネムノキもマメ科の植物なんだと毎年あらためて認識します。耐寒性があり土質も選びませんが、移植は苦手な植物です。
ネムノキの葉は夜になると閉じて、朝開きます。日本人はその様子をみて、夜に葉が閉じることを眠りのイメージととらえ、眠り→ネム→ネムノキと呼ぶようになったそうです。何ともユニークな名前ですね。月明かりに照らされた宮殿の中庭で、ネムノキはどんな夢をみているのでしょうね。

 
ギョリュウバイの画像1

ギョリュウバイの画像2

ギョリュウバイの画像3

 

【ギョリュウバイ:Leptospermum scoparium】

科名/属名:フトモモ科ギョリュウバイ属
原産地:ニュージーランド、オーストラリア
見頃:10月下旬~4月
場所:「ホライズンベイ・レストラン」付近/ポートディスカバリー


ギョリュウバイは、漢字で「御柳梅」と書きます。その名のとおり、柳のようなしなやかな枝と、梅の花のように小さくてはっきりした色の花を付けます。お日さまが好きなので日当たりの良い所に植え、9月からは花芽を付ける時期になりますので、剪定は控えます。
英名は “tea tree” といいます。これは原産地へ移住した人々が葉をお茶の代わりに利用していたことに由来します。今もマヌカティーとして現地の方に愛飲されているそうです。ほかにも、白花ギョリュウバイの花の蜜からとれるマヌカハニーが有名です。
「ホライズンベイ・レストラン」には、海底グランプリの勝者に贈られたトロフィーが飾られているのですが、このレースに参加した選手たちも、マヌカハニーでレースの疲れを癒していたかもしれませんね。


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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】記事はこちらから

 
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Photos by R.O.
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