【花と緑の散策】
2019年8月26日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【アメリカフジ “アメジストフォール”:Wisteria frutescens cv.】
科名/属名:マメ/フジ 原産地:北アメリカ 見頃:7~8月
場所:「ジャスミンのフライングカーペット」付近(アラビアンコースト)
日当たりが良好な場所に、水はけがよく肥沃な腐植質に富んだ土で植えます。病害虫被害はあまりありません。原産地では二期咲だそうですが、ここでは1回しか咲きません。ここにあるのは「アメジストフォール」という名の品種です。しかし、日本の藤のように花が長く垂れないので、滝のように見せるには、トレリス(格子垣)に絡めて高く伸ばし、そこに花をたくさんつけさせます。
【ナツフジ:Millettia japonica】
科名/属名:マメ/ナツフジ 原産地:日本 見頃:8月
場所:「ハンガーステージ」付近(ロストリバーデルタ)
水はけと水持ちのよい肥沃な土で、日当たりが良好な場所に植えます。丈夫な植物ですが、カイガラムシには気をつけてください。普通のフジのように大きくツルを伸ばさないので、こまめに手入れをすれば鉢植えでベランダ栽培が可能です。花も小さく目立たないので、マメ科らしい花ともいえます。ここに植えて10数年たちますが、未だにこの大きさです。
【メロン・かわい〜ナ:Cucumis melo cv】
科名/属名:ウリ/キュウリ 原産地:インド 見頃:7~8月
場所:「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」付近(アメリカンウォーターフロント)
水はけのいい土に植え、とにかくよく陽に当てます。病害虫を防ぐために風通しも大事ですが、あまり風が強いと大きな葉が痛みます。ミニメロンなので、棚をつくらなくてもベランダに網を張って、緑のカーテンのように仕立てることができます。 多収タイプで、小さい面積でたくさん収穫できます。1個が300gぐらいにしかならないですが、木で完熟させると驚くほど甘いです。実が陽に当たると黄色くなりますが、それと収穫の時期とは違うので、見極めることが必要です。
【シダレネム(実):Albizzia julibrissin var.pendula】
科名/属名:マメ/ネムノキ 原産地:中東~南アジア 見頃:8~9月
場所:「フランダーのフライングフィッシュコースター」付近(マーメイドラグーン)
日当たりが良好な場所に植えます。水はけがよければ土質は特に選びません。乾燥には強いですが、花期の夏は特に水切れに注意が必要です。カイガラムシによるスス病が出ることがあるので、虫を見つけたら対処しましょう。
本来10mぐらいになる落葉高木なのですが、枝垂れ品種のため大きくならないので、毎年剪定しなくても大丈夫です。マメ科なのでマメらしい大きな実がなります。これを播種(種まき)しても発芽しますが、開花までに10年かかることもあるそうです。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ