【花と緑の散策】
2019年6月17日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ギンバイカ:Myrtus communis】
科名/属名:フトモモ/ギンバイカ 原産地:地中海沿岸 見頃:5~6月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
日当たりと風通しの良好な場所に、肥沃で水はけのいい土に植えます。耐暑性は強いですが耐寒性は弱いので、寒風や強い霜が直接当たらないようにします
一見ひ弱に見えますが成長が早く刈込にも耐えるので、生垣としても使えます。白い梅に似た花を咲かせることから「銀梅花(ギンバイカ)」と呼ばれます。葉は芳香があるので肉料理などのハーブとしても使え、一人何役もこなします。
【ジャボチカバ:Myrciaria cauliflora】
科名/属名:フトモモ/ミルキア 原産地:ブラジル 見頃:6月
場所:「レイジングスピリッツ」付近(ロストリバーデルタ)
とにかく日光が大好きです。日本の夏の強光線でも問題ありません。水分も好きなので、夏は毎日水を注ぎましょう。冬は成長が遅くなるので、水やりは控えます。東京では屋外で越冬は難しいでしょう。
幹に直接花が咲き、そこに実がなる珍しい植物です。見た目も味もブドウそっくりでおいしいですが、日持ちがしないのであまり流通に乗りません。幹が太くなるほどたくさん実がなるので、高くせずに太くなるように剪定します。
【ティランドシア・キアネア:Tillandsia cyanea】
科名/属名:パイナップル/ティランドシア 原産地:中南米 見頃:5~6月
場所:「レイジングスピリッツ」付近(ロストリバーデルタ)
半日蔭ぐらいの場所で管理します。ティランドシアの仲間としては水が好きなので、乾いたら葉と葉の付け根にたっぷり水をあげてください。冬は成長が遅くなるので水やりも控えます。
大変目立つ色の花が咲くので、「ハナアナナス」の和名が付いていますが、目立つピンク色は花ではなく苞(ほう)で、花はこの苞から咲く紫色の方です。花はすぐに萎れますが、苞が長持ちするのでずっと鑑賞することができます。
【マダガスカルジャスミン:Stephanotis floribunda】
科名/属名:ガガイモ/ステファノティス 原産地:マダガスカル 見頃:5~6月
場所:「カスバ・フードコート」付近(アラビアンコースト)
日光が大好きですが真夏の強光線は避けてください。腐植質に富んだ水はけのいい土に植え、毎年春にツルを切り戻します。新しく伸びたツルに花を付けるので、怖がらずに思いきり切ったほうが花は増えます。
花に芳香があるので名前にジャスミンと付いていますが、ジャスミンの仲間ではありません。ツル植物で長く延びますが戸外で越冬ができないので、鉢に針金でアーチをつくり、行燈仕立てで育てるといいでしょう。
—————————————————
※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
——————————————————
Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ