【花と緑の散策】
2019年1月22日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ハツコイソウ:Lechenaultia formosa】
科名/属名:クサトベラ/レスケアウルティア 原産地:オーストラリア西部 見頃:1~2月
場所:ディズニーシー・プラザ
日当たりを好む植物です。砂漠地帯に生育しているので、乾燥には強いですが過湿を嫌います。コンパクトにまとまるので管理しやすいですが、花数を増やすためにピンチ(摘芯)をこまめにしましょう。
耐暑性が弱いため、日本の夏を越せず大概枯れてしまいます。耐寒性も弱いのですが、パークぐらいの温度には耐えてくれるので、冬の花として活躍してもらっています。
【シャコバサボテン:Schlumbergera × buckleyi cv.】
科名/属名:サボテン/カニバサボテン 原産地:ブラジル 見頃:12~3月
場所:「カスバ・フードコート」付近(アラビアンコースト)
日光が好きなので、真夏以外はなるべく日に当ててください。春から秋の生育期にはたっぷり水を与えますが、気温が下がってきたら少しずつ与える量を減らします。名前の通りサボテンの仲間ですから、水はけのよい土に植えてください。
デンマークカクタス、カニバサボテンなど色々な名前が付いていますが、シャコバとカニバの違いをご存知ですか?葉の形が、シャコバはシャコに似ていて、カニバはカニに似ているんですよ!
【アッサムニオイザクラ:Luculia pinceana】
科名/属名:アカネ/ルクレア 原産地:インドアッサム地方 見頃:1~2月
場所:「ハンガーステージ」付近(ロストリバーデルタ)
日本の高温多湿の夏は苦手で、ほぼ夏越しは無理と思った方がよいでしょう。半日陰ぐらいの場所で乾かし気味に管理します。水は葉先が垂れてきたら、底から流れるほど与えるのが基本です。
昼の日照時間が短くなると花芽分化をする短日植物です。何も知らずに居間の明るい所に置いておくと、いつまでたっても花芽分化せず花が咲きません。開花すれば甘い良い香りで部屋を満たしてくれるはずです。
【ヒトツバ:Pyrrosia lingua】
科名/属名:ウラボシ/ヒトツバ 原産地:日本~ヒマラヤ 見頃:通年
場所:「レイジングスピリッツ」付近(ロストリバーデルタ)
日向から半日陰ぐらいの場所に生え、シダ植物の割には乾燥に強いです。着生植物で岩や樹木を這い上がり、密生して群落をつくります。匍匐茎を伸ばして広がり、あちこちから1枚の葉を立ち上げるのでこの名があります。
昔から盆栽やコケ玉にして吊るすなど、日本人に親しまれてきた古典植物です。ですがロストリバーデルタのジャングルにピッタリではないですか?
【アコウ(寄生):Ficus wightiana】
科名/属名:クワ/イチジク 原産地:沖縄~東南アジア 見頃:通年
場所:「サルタンズ・オアシス」付近(アラビアンコースト)
日当たりがよく肥沃な土地を好みます。種が他の樹木の途中に付くと、そこで発芽して下まで根を伸ばし、自分だけ大きくなって元の宿主を枯らしてしまいます。
ロストリバーデルタには宿主を枯らして自分だけが生き残った巨大なアコウがありますが、こちらのアコウは現在ヤシに付いたばかりです。でも今から20~30年後ぐらいには一人で立っているかもしれませんね。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ