【花と緑の散策】
2018年11月27日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【チューリップ(芽):Tulipa cv.】
科名/属名:ユリ/チューリップ 原産地:地中海沿岸~中央アジア 見頃:11~1月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
数年前から流通し、現在ではスタンダードとなった冬咲きチューリップです。今頃から植えて12月から1月くらいまで花を楽しめます。寒いと花弁の開閉が少ないので、花が長持ちします。
冷蔵庫から出して発芽したばかりのチューリップの新芽です。よく見ると水族館で人気の「チンアナゴ」に似ていませんか?
【ナツミカン:Citrus natsudaidai】
科名/属名:ミカン/ミカン 原産地:日本 見頃:11~4月
場所:「キャラバンカルーセル」出口付近(アラビアンコースト)
日当たりと水はけの良い場所に植えます。大きな実がなるので強風は避けた方が良いです。地植えの場合は水やりは要りませんが、たくさん実がなるので、冬にお礼肥(おれいごえ)をあげましょう。
柑橘類なのでかの有名なアゲハの幼虫がつきます。イモムシを絵にかいたような典型的な形です。苦手な方が多いと思いますが、食害されても大した被害にはならないですし、何より成虫が綺麗ですから大目に見てあげましょう。
【ウェストリンギア:Westringia fruticosa】
科名/属名:シソ/ウェストリンギア 原産地:オーストラリア 見頃:9~11月
場所:「フォートレス・エクスプロレーション」(メディテレーニアンハーバー)
日当たりを好み、過湿と夏の高温多湿を嫌います。水はけと風通しのよい場所に植えてください。耐寒性がやや弱いといわれますが、この場所では普通に冬を越します。
東京ディズニーシーで初めて使ったときは、まだ珍しく数がそろいませんでした。そこで手に入った株を大きく育て、それを親株にして挿し穂を取り、生産者さんに頼んで育ててもらっていました。
【ユーフォルビア・ティルカリ:Euphorbia tirukalli】
科名/属名:トウダイグサ/ユーフォルビア 原産地:熱帯・南アフリカ 見頃:10~12月
場所:「スカットルのスクーター」付近(マーメイドラグーン)
日当たりのいい場所で乾燥気味に管理します。夏の強光線は葉焼けを起こすので、真夏は半日陰に入れてください。丈夫で成長も早いですが冬は越せません。掘り上げて室内で育ててください。
ミルクブッシュと呼ばれ応接間などによく飾られています。
【サルビア・レウカンサ:Salvia leucantha】
科名/属名:シソ/サルビア 原産地:メキシコ~中央アメリカ 見頃:9~11月
場所:「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」付近(アラビアンコースト)
日当たりがよく水はけのいい場所が適します。過湿になると根腐れを起こすので注意してください。日当たりが悪いと花数が減ってしまいます。本来は多年草ですが、冬越しが難しいので一年草として扱い毎年植え替えます。
サルビアとしては大型の種類で、地植えにすると1mくらいになります。それだけで充分見応えはあるのですが、花期が台風の時期と重なるので、倒伏防止と花数を増やすために、ピンチ(摘心)をおすすめします。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by N.N.
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