【花と緑の散策】
2018年10月26日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物をご紹介します。
【キバナコスモス:Cosmos sulphureus】
科名/属名:キク/コスモス 原産地:メキシコ 見頃:9~10月
場所:「プーさんのハニーハント」付近(ファンタジーランド)
とにかく水はけと日当たりを好みます。真夏の高温にも耐えるので、気温と日当たりが足りないと花付きが悪くなります。痩せ土でも大丈夫なので、肥料をやり過ぎると大きくなっても花が咲きません。
最近は品種改良によって「アカバナキバナコスモス」なるものがあります。「シロバナムラサキサルビア」や「シロバナムラサキクンシラン」などと並び、多種多様になってきています。
【シュウメイギク:Anemone hupehensis var. japonica】
科名/属名:キンポウゲ/イチリンソウ 原産地:中国 見頃:10~11月
場所:「ホーンテッドマンション」付近(ファンタジーランド)
保水性があり、腐食に富んだ肥沃な土を好みます。高温と乾燥に弱いので、半日陰か木漏れ日があたる林床などが向いています。宿根植物なので冬は地上部が枯れますが、地下部は生きているので、真冬でも乾燥させないように管理します。
学名にジャポニカと付いていますが、中国原産の帰化植物です。一株でも大きくなり見栄えがよいので、庭の修景やボーダーガーデンに適しています。
【ピラカンサ:Pyracantha angustifolia】
科名/属名:バラ/トキワサンザシ 原産地:中国南西部 見頃:10~11月
場所:クリッターカントリー入口付近
非常に丈夫で日向から半日陰まで、乾燥地から半湿潤地まで耐えますが、日向と乾燥地が好きなようです。成長が早いので刈り込んで生け垣にするのに向いていますが、とげがあるので管理する際はご注意ください。
冬場に赤や黄色などの鮮やかな実を全体にびっしり付けます。この実は冬場、エサの少ない鳥たちの大好物なので、知らないうちにいろいろな鳥たちが集まってきます。鳥たちへのささやかな贈り物です。
【ユリノキ:Liriodendron tulipifera】
科名/属名:モクレン/ユリノキ 原産地:アメリカ東北部 見頃:10~11月
場所:クリッターカントリー入口付近
日当たりのよい場所で、肥沃で水はけのよい土に植えます。でも、あまり乾燥させず湿潤な環境を保ってください。大木になるまでの成長が早いので、広い土地の方が向いています。
花はかわいらしくて綺麗ですが、高所に小さく咲くため、鑑賞は難しいものがあります。しかし、紅葉のときは下からでも十分に鑑賞することができます。
【アガパンサス(実):Agapanthus praecox】
科名/属名:ユリ/アガパンサス 原産地:南アフリカケープ地方 見頃:10~11月
場所:「プラザパビリオン・レストラン」付近(ウエスタンランド)
日当たりと水はけのいい場所に植えます。半日陰にも耐えますが、花が少なくなります。過湿に弱いので乾かしぎみに管理します。病害虫被害もほとんどなく、放置していても毎年花を咲かせます。
パークでは花を見るために植えているので、本来花が終わったら咲きガラを取ってしまいます。種を付けるとそっちに栄養を取られて、株が弱るからです。これはその咲きガラ取りを逃れた貴重な写真です。
—————————————————
※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
——————————————————
Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ