【花と緑の散策】
2018年7月30日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【アデク:Syzygium buxifolium】
科名/属名:フトモモ/フトモモ 原産地:中国南部・台湾・沖縄 見頃:6~7月
場所:「リストランテ・ディ・カナレット 」入口付近(メディテレーニアンハーバー)
日当たりの良い場所に肥沃で水はけの良い土で植えます。萌芽力が強く刈り込みにも耐えるので、生垣などにも使えます。一度根付いてしまえば強い植物ですが、アブラムシには注意してください。
暖かい地方の植物なので、パーク周辺ではあまり見当たりません。東京あたりが越冬の北限かもしれませんね。思い返せば確かに、このアデクは種子島で見つけて運んできたものでした。
【クワズイモ(花):Alocasia odora】
科名/属名:サトイモ/クワズイモ 原産地:日本南部~インド 見頃:7~8月
場所:「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」内(ロストリバーデルタ)
耐陰性があり強光線にあたると葉焼けを起こすので、半日陰で管理します。常に湿っていると根腐れしてまうので、水はけの良い土に植え、水やりは控えるようにしましょう。また、冬は5℃を下回ると休眠します。
大きくてツヤのあるきれいな葉が売りの観葉植物ですが、花をどこかで見たことがある気がしませんか?・・・そうです、尾瀬を彩る水芭蕉に似ているんです。実は同じサトイモ科なんですよ。
【シマトネリコ:Fraxinus griffithii】
科名/属名:モクセイ/トネリコ 原産地:インド~台湾 見頃:6~7月
場所:「ジャスミンのフライングカーペット」付近(アラビアンコースト)
日当たりの良い場所に水はけの良い土で植えますが、極端な乾燥には注意してください。成長が早く大木になるので、樹形維持のためにきちんと剪定しましょう。
病害虫被害もほとんどなく、丈夫で刈り込みにも耐えますが、毎年全体が真っ白になるほど花を咲かせ、大量に種をふりまきます。この種は発芽率が良いので、1本あると庭中がシマトネリコだらけになりますよ。
【プルンパゴ:Plumbago acuriculata】
科名/属名:イソマツ/プルンパゴ 原産地:南アフリカ 見頃:6~8月
場所:水路橋付近(メディテレーニアンハーバー)
日当たりが悪いと花付きが悪くなるので、とにかくよく日に当てます。生育旺盛で大きくなるので、庭植えの場合は広い場所に、鉢植えの場合は毎年春に植え替えましょう。
涼しげな青い花を初夏から晩秋まで咲かせてくれます。成長が早いので、花が咲いているときに剪定しても、すぐに伸びてきて次の花を咲かせます。風通しを維持するために、積極的に剪定を行いましょう。
【マユミ:Euonymus sieboldianus】
科名/属名:ニシキギ/ニシキギ 原産地:朝鮮半島~樺太 見頃:7月
場所:「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」付近(ロストリバーデルタ)
半日陰にも耐えますが、あまり日が当たらないときれいに紅葉しません。沢筋に自生しているので、西日が当たらないところに植え、あまり乾燥させないように管理します。
“モミジ”に次いで紅葉が美しい樹です。紅葉と同時にきれいな実がなり、落葉後も付いているので、冬枯れの風景の中の彩りになります。そしてぜひ、この時期に咲く花も見てあげてください。目立ちませんが、よく見るとかわいい形をしているんですよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ