【花と緑の散策】
2018年6月20日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物をご紹介します。
【イぺ(実):Tabebuia chrysotricha】
科名/属名:ノーゼンカズラ/タベブイア 原産地:コロンビア~ブラジル 見頃:5~6月
場所:「スイスファミリー・ツリーハウス」付近(アドベンチャーランド)
日当たりが良く、水はけの良い場所に、肥沃な土を使って植えます。耐寒性が弱いので、東京あたりが野外で越冬する北限だと思われます。それ以外は病害虫被害もなく丈夫な植物です。
“コガネノウゼン”の日本名を持つ、真っ黄色の花が有名です。ですが、花が咲き終わった後にこのような実が付くことを知っている人は、まれなのではないでしょうか?かたい殻でできた実は、まるでフジの実みたいです。
【イぺ(種):Tabebuia chrysotricha】
科名/属名:ノーゼンカズラ/タベブイア 原産地:コロンビア~ブラジル 見頃:6~7月
場所:「スイスファミリー・ツリーハウス」付近(アドベンチャーランド)
黄色い花以外にも、ピンク花・ムラサキ花の品種があります。何年か前にピンク花を植えましたが、枯れない反面大きくならず花も咲きませんでした。どうやら黄色が一番耐寒性の強い品種のようです。
フジの実に似ているのは外見だけで、種はこのように薄く軽く遠くまで飛ぶようにできています。しかもプロペラのような形をしているので、風に乗ってくるくる回りながら飛んでいきます。
【ジューンベリー:Amelanchier canadensis】
科名/属名:バラ/ザイフリボク 原産地:北アメリカ 見頃:5~6月
場所:「イッツ・ア・スモールワールド」付近(ファンタジーランド)
日当たりの良い場所に水はけの良い土で植えるのがポイント。ですが、乾燥を嫌うので水切れには注意しましょう。成長は遅く、大木にはなりませんが、剪定して収穫しやすい形や大きさに仕立てることができます。
ちょうど6月に実が付くので、“ジューンベリー”という英名がついています。生でも食べられますが、ほのかな甘さはあるものの香りがあまり強くなく、インパクトには欠けます。ですので、ジャムなどにした方が美味しく召し上がれますよ。
【常緑ヤマボウシ‘月光’:Cornus hongkongensis cv. Gekkou】
科名/属名:ミズキ/ミズキ 原産地:中国 見頃:6月
場所:「ミッキーのフィルハーマジック」付近(ファンタジーランド)
日当たりが良く、水はけの良い場所に植えます。半日陰にも耐えますが、日当たりが悪いと花付きも悪くなります。きれいな形のまま成長するので、あまり剪定は必要ありません。
普通のヤマボウシより寒さに弱いようです。持ってきてから2年くらいはほとんど花を付けず、やっと今年これだけ咲いてくれました。寒さだけでなく移植にも弱いのかもしれません。
【クレオメ:Cleome hassleriana】
科名/属名:フウチョウソウ/クレオメ 原産地:熱帯アメリカ 見頃:6~7月
場所:「ドナルドのボート」付近(トゥーンタウン)
水はけがよく肥沃な土を好みます。夏の暑さに負けずにひと夏咲き続けるので、水切れと肥料切れにはご注意を。大きくなるので風当たりの弱い場所が向いています。
長く飛び出た雄しべが特徴的で、変わった形をしています。1つの花は1日花で開花時間は短いのですが、次々に開花するのでずっと咲いているように見えます。こぼれ種で毎年増えるほど丈夫な植物です。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ