【花と緑の散策】
2018年5月21日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ヒメシャリンバイ:Raphiolepisindica var. umbellata】
科名/属名:バラ/シャリンバイ 原産地:東アジア 見頃:4~5月
場所:「ハイタイド・トリート」付近(アメリカンウォーターフロント)
日当たりと水はけの良い場所に肥沃な土を使って植え込みます。公害や潮風害に強く、丈夫な植物です。花だけでなく新芽も赤く色付くので観賞期間が長いです。
成長が遅く刈込みの手間が省けるので、ローメンテナンスな庭作りにぴったりです。花も葉も樹姿もこぢんまりしているので、お家の庭の隙間に植えても違和感なく収まる、小さい庭の味方です。
【ニオイシュロラン:Cordyline australis】
科名/属名:リュウゼツラン/コルディリネ 原産地:ニュージーランド 見頃:5~6月
場所:「サルタンズ・オアシス」付近(アラビアンコースト)
耐寒性・耐暑性ともに強く、乾燥にも強い植物です。日当たりが良い場所に肥沃な土で植えるのがポイント。上に伸びて下葉が落ちてしまうので、大きくなりすぎたときは、挿し木や取り木で更新するようにしましょう。
ヤシのような外見なので、洋風にもアジアンテイストにも合わせることができます。しかし、一般的に花を見るために育てる植物ではないので、花を見たことがない人も多いのではないでしょうか。
【レウイシア:Lewisia cotyledon】
科名/属名:スベリヒユ/レウイシア 原産地:アメリカ西北部 見頃:5~6月
場所:「カスバ・フードコート」付近(アラビアンコースト)
日当たりと風通しの良い場所で育てます。夏の高温は苦手なので、真夏は遮光したほうが良いでしょう。多肉植物の仲間なのでいつもジメジメしていると腐ってしまいます。
高山植物として扱う場合があるほど、乾燥させて管理するイメージがついていますが、そこまで気を使わなくても大丈夫です。最近は種から作る品種が出てきて一年草扱いされますが、本当は何年も育てられる植物なんですよ。
【ジギタリス:Digitalis purpurea】
科名/属名:ゴマノハグサ/キツネノテブクロ 原産地:地中海沿岸 見頃:5~6月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
本来、宿根草ですが夏を越すのが難しいため、二年草として扱います。苗が寒さにあわないと開花しないので、春播きの翌春開花株にするのが普通です。多湿を嫌うので水やりは注意しましょう。
花の形から「キツネノテブクロ」の別名があります。背が高くイングリッシュガーデンなどでよく使われ、ヨーロッパ風のイメージ作りに向いています。倒れやすいので支柱をお忘れなく。
【スイカズラ:Lonicera japonica】
科名/属名:スイカズラ/スイカズラ 原産地:日本 見頃:5~6月
場所:「ルックアウト・トレーダー」付近(ロストリバーデルタ)
日当たりが良く、水はけの良い土に植えるほかは、ほとんど何もしなくていいです。病害虫被害もほとんどなく、生育旺盛で成長も早いです。ただ、日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまいますのでご注意を。
きれいな花で良い香りがし、花のもとから蜜も出ます。昔、子どもが花の蜜を吸っていたことから「吸蔓(スイカズラ)」と呼ばれるようになったそうです。また、花が黄色から白色へ変化することから「金銀花」の別名もあります。しかし、成長が早いので雑草扱いされることもあるほどの変わり種でもあります。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
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