【花と緑の散策】
2018年3月28日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ムスカリ:Musukari sp.】
科名/属名:ユリ/ムスカリ 原産地:地中海沿岸 見頃:3~4月
場所:「サルタンズ・オアシス」付近(アラビアンコースト)
日当たりと水はけの良い場所に植えます。木の下に植わっているようなイメージがありますが、日当たりが良くないと花付きが悪くなります。丈夫な植物で植えっぱなしのままで、何年も花を咲かせます。
青花が基本でよく出回っていますが、白花品種もあります。でもやはり基本種の方が強いようで、一緒に植えていると白花は淘汰されてしまいました。
【ウンナンオウバイ:Jasminum mesnyi】
科名/属名:モクイセイ/ジャスミナム 原産地:中国西南部 見頃:3~4月
場所:「ハンガーステージ」付近(ロストリバーデルタ)
とにかくよく日に当てます。日当たりが悪いと徒長して花が付かなくなります。根付いてしまえば水やりをしなくても大丈夫ですし、生育旺盛なので施肥の必要もありません。
半ツル性なので柔らかい枝を長く伸ばします。この場所は岩の上から水面に向けて枝垂れるように植えているので、事実、花の時期はとてもきれいなのですが、毎年カットしないと水面まで届いてしまうので管理者泣かせの花なのです
【フランネルフラワー:Actinotus helianthi】
科名/属名:セリ/アクチノータス 原産地:オーストラリア 見頃:3~4月
場所:「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」前(アメリカンウォーターフロント/ケープコッド)
日当たりと酸性土壌を好みます。耐寒性・耐暑性ともにありますが、湿気に弱いので乾かし気味に管理し、水を与えるときも上からかけずに土にかけるようにしてください。
もともと乾燥に強い植物なのに、全体を細かい毛が覆っているので、水をかけると毛の間に水が溜まりそこから腐ってしまいます。日本の夏の高温には耐えますが、多湿には耐えられず、枯れてしまいます。
【デルフィニューム:Delphinium grandiflorum】
科名/属名:キンポウゲ/デルフィニューム 原産地:北半球の温帯地方 見頃:3~4月
場所:「アグラバーマーケットプレイス」付近(アラビアンコースト)
日当たりと風通しの良い場所に植えます。酸性土壌を嫌うので、苦土石灰などで中和してから植えましょう。乾燥に強いので水もあまり必要ありません。湿気が多いと「うどんこ病」などの病気の原因になります。
たくさんの品種があり、大きさ・花色・花の形などさまざまな選択肢があります。しかも大きくて目立つ豪華な花なので、ボーダーガーデンのほか、寄せ植えの材料にも向いています。ぜひ、いろいろなアレンジをお試しください。
【シラー:Scilla sp.】
科名/属名:ユリ/シラー 原産地:地中海沿岸 見頃:3~4月
場所:「アブーズ・バザール」付近(アラビアンコースト)
日当たりの良い場所に、腐植質に富んだ肥沃な土に植えるのがポイント。耐寒性が強く秋から春にかけて生育し開花します。夏は地上部が枯れて休眠するので、秋まで水やりは必要ありません。
シラーに限らず休眠する植物を休眠期に掘り上げることを推奨する情報をよく耳にします。ですが、必ず掘り上げなければいけない、ということはありません。自生地では誰も掘り上げないので、時と場合によって判断しましょう。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ