【花と緑の散策】
2018年1月29日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物をご紹介します。
【ディクソニア:Dicksonia antarctica】
科名/属名:ディクソニア/ディクソニア 原産地:オーストラリア東南部 見頃:通年
場所:「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」付近(ロストリバーデルタ)
耐寒性・耐陰性ともに強く、寒冷地でなければ日本で普通に生育します。病害虫被害もなく丈夫で、水はけがよく肥沃な土を好みます。乾燥させすぎないことが管理のポイントです。
同じシダ植物でもある山菜のゼンマイのように、新芽がくるくるっと巻いて出てます。一年に約2~3cm程度とゆっくり成長するのでここまで大きくするには時間がかかるんですよ。そういえば、昔、巨大食材を探すというテレビ番組があり、そこで木性シダの新芽を食べていました。毒はないでしょうが、おいしそうではなかったですね。
【トウジュロ:Trachicarpus wagnerianus】
科名/属名:ヤシ/シュロ 原産地:中国南部 見頃:通年
場所:「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」付近(ロストリバーデルタ)
ヤシの仲間で日当たりを好みますが、半日陰ぐらいには耐えます。湿気を嫌うので水はけの良い土に植えましょう。根付いてしまえば水やりは必要ありません。ワジュロと違って葉先が折れ曲がらないので、すっきりとした見た目です。
この場所は、とてもいい天気の日は青空にピラミッドが映え、ディクソニアとトウジュロの緑とともにシンビジュームの彩りが美しく、思わず写真を撮りたくなるフォトスポットなんです。ぜひみなさんも植物を背景にした、自分だけのフォトスポットを見つけてくださいね。
【ビオラ‘ももかおまつり’:Viola sp.】
科名/属名:スミレ/スミレ 原産地:ヨーロッパ 見頃:12~3月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
百花(ももか)という名前のとおり、次々とたくさんの花を咲かせます。保水力があり排水性も良い土に植え、日当たりの良い場所に置きます。花が咲いている限り、肥料を切らさないようにしましょう。
日本の種苗会社が育種しただけあって、日本の気候風土に適しているようです。「おまつり」は個体ごとに微妙に花色や柄が異なり、まとめて植えると、色や模様のグラデーションが楽しめます。
【ビオラ‘ももかうみ’:Viola sp.】
科名/属名:スミレ/スミレ 原産地:ヨーロッパ 見頃:12~3月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
ビオラはあまり気温が高いうちに植えると、徒長して見苦しくなるものですが、「ももかシリーズ」はあまり徒長せず、きれいな姿を保つので、栽培家からの受けも良いようです。
「うみ」は品種審査会の受賞品種です。コンパクトな草姿にたくさんの花を咲かせ、しかも長持ちする優等生。聞いたところによると、品種開発には女性が携わっていたそうですよ。
【ネメシア‘ポエトラベンダーピンク’:Nemesia caerulea】
科名/属名:ゴマノハグサ/ネメシア 原産地:南アフリカ 見頃:12~3月
場所:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」付近(メディテレーニアンハーバー)
耐寒性が強くパークでは冬でも平気ですが、夏の暑さに弱いので普段は冬花壇に使っています。日当たりと水はけの良い場所に植え、花が咲いている間は肥料を切らさないようにするのがポイント。
夏もピンチをして涼しい場所で管理すれば、夏を越して大きい株になります。5色のシリーズがあり、ピンクと白花は甘い香りがしますよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ