【花と緑の散策】
2017年12月12日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を紹介します。
【シャコバサボテン(ハンギング):Schlumbergera × buckleyi cv.】
科名/属名:サボテン/カニバサボテン 原産地:ブラジル 見頃:11~2月
場所:グレートアメリカン・ワッフルカンパニー付近(ワールドバザール)
短日植物で日が短くならないと開花しないので、今頃から「クリスマスカクタス」の名前で流通します。多肉植物なのでよく日に当て、土が完全に乾いてから水やりをしましょう。
越冬には「何℃以上必要」とよく本に書いてありますが、冬のパークの気温なら野外でも平気です。花色も豊富で大きく広がり豪華なイメージなので、クリスマスにぴったりですね。
【ツリーエリカ:Erica cv.】
科名/属名:ツツジ/エリカ 原産地:南アフリカ・ヨーロッパ南西部 見頃:11~1月
場所:ピノキオの冒険旅行付近(ファンタジーランド)
日当たりと水はけの良い場所に植えるのがポイント。日本の高温多湿な夏は苦手で、ツツジの仲間なので弱酸性の土壌が適しています。
エリカには種類がたくさんあり、原産地によって性質も違います。ツリーにするのは、大抵「スズランエリカ」でかわいらしい花がビッシリつくのが特徴です。過湿と水切れに弱いので水やりには気をつかいましょう。
【ブラッサイア:Schefflera actinophylla】
科名/属名:ウコギ/シェフレラ 原産地:オーストラリア~東南アジア 見頃:通年
場所:カリブの海賊付近(アドベンチャーランド)
カポックと同じ仲間で丈夫で育てやすいです。日当たりと水はけの良い土を好み、室内の明るい窓際で管理できます。室内の場合は特にハダニとホコリに注意して、たまに外で洗うと良いでしょう。
耐陰性があるので、鉢植えの観葉植物として流通していますが、パークでは北風を避ける場所で越冬します。でも葉が、冬は霜焼け、夏は日焼けを起こします。
【ベニジューム(シロバナ):Venidium fastuosum】
科名/属名:キク/ハゴロモギク 原産地:南アフリカ 見頃:11~2月
場所:パレードルート(トゥモローランド付近)
オレンジ色の花をよく見かけると思いますが、これも立派なベニジュームです。夜間や雨天には花を閉じるほど日光が好きです。普通の花壇材より大きくなるので、水はけの良い土に若干広めに植えましょう。
葉に細かい毛が生えていて、全体が銀緑色に見えます。この毛は触り心地が良いだけでなく、朝露や霜が付いたところに朝日がさすと、とても美しく見えるんです。見るなら早朝に限ります。
【オニヘゴ(クロヘゴ):Cyathea podophylla】
科名/属名:ヘゴ/ヘゴ 原産地:東南アジア~南西諸島 見頃:通年
場所:スイスファミリー・ツリーハウス付近(アドベンチャーランド)
流通している「ヘゴ」よりやや小型で、林床の深いところに自生するので、耐陰性が強いです。乾燥を嫌い、根だけでなく幹も乾燥させると枯れてしまうのでご注意を。
幹に葉が落ちた後、八の字の柄が付くことから、ヘゴは「丸八」とも言われますが、これには柄が付きません。さらに、幹も細く耐寒性も劣るようです。沖縄では「歩くヘゴ」との異名があるそうです。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ