【花と緑の散策】
2017年9月15日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ジャカランダ(実):Jacaranda mimosifolia】
科名/属名:ノーゼンカズラ/ジャカランダ 原産地:日本 見頃:8~9月
場所:アブーズ・バザール付近(アラビアンコースト)
とにかく日光に良く当てましょう。日が当たらないと生育も悪く、花も咲きません。原産地には雨季と乾季があり、乾季に葉をふるって落とし花を咲かせます。
日本では気候のせいか、毎年必ず花を咲かせるかどうか分かりません。いろいろな説があるようですが、経験的には気温のせいではないようです。うれしいことに今年はたくさん咲いて、実もこんなになりました。
【オミナエシ:Patrinia scabisaefolia】
科名/属名:オミナエシ/オミナエシ 原産地:日本 見頃:8~9月
場所:アーント・ペグズ・ヴィレッジストア付近(アメリカンウォーターフロント/ケープコッド)
日当たりの良い場所を好みます。水はけの良い土に植えるのがポイントですが、乾燥しすぎても湿りすぎても良くないので、適度な湿度を保つようにしましょう。大きくなるので、適宜ピンチをするのがオススメ。高さを下げ、花数も多くなりますよ。
秋の七草として数えられる有名な花ですが、実際はかなり暑いうちに咲きはじめます。花もキレイで、根は漢方薬の原料になるほど役に立つという万能な植物です。ただひとつ難点があり、花があまり良い香りじゃないのです。
【フイリヤブラン:Liriope platyphylla cv.】
科名/属名:ユリ/ヤブラン 原産地:東アジア 見頃:9~10月
場所:アブーズ・バザール付近(アラビアンコースト)
丈夫な植物で日向にも日陰にも良く耐えます。花を期待しなければかなり暗い場所でも生育可能です。耐寒性・耐暑性もあり水やりも施肥もほとんど気にしなくて大丈夫です。
林床の根締めにも日向のグランドカバーにも使える優等生なのですが、この斑入り品種は夏の強光線で葉焼けを起こすことがあるので、植え場所には気をつかっているんですよ。
【サルスベリ(株立):Lagerstroemia indica】
科名/属名:ミソハギ/サルスベリ 原産地::中国南部 見頃:8~9月
場所:ウォーターフロントパーク(アメリカンウォーターフロント)
日当たりと風通しの良い場所に植えます。アブラムシやカイガラムシが付くと、その分泌物からすす病になってしまいます。一度かかるとなかなか元に戻らないので注意しましょう。
新梢の先に花芽を付けるので、剪定をしないと花が咲きません。こちらは伐採するつもりで幹を切ったところ、そこから新梢がでてきて花が咲いた、というものです。究極の剪定、とでもいえるでしょうか。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ