【花と緑の散策】
2017年5月18日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ダイアンサス:Dianthus cv.】
科名/属名:ナデシコ/ナデシコ 原産地:地中海沿岸 見頃:4~5月
場所:ケープコッド・クックオフ付近(アメリカンウォーターフロント/ケープコッド)
日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。夏の高温とじめじめした土を嫌うのでご注意を。本来は多年草ですが、株が古くなると花付きが良くないので、普通は1年草として扱います。
カーネーションの仲間の総称として使われています。種類は豊富でその性格もさまざま。植える場所に合わせて選んでみると良いでしょう。ロックガーデンなど乾いた雰囲気を出すのにぴったりな植物です。
【アマリリス:Hippeastrum × hybridum】
科名/属名:ヒガンバナ/アマリリス 原産地:南米 見頃:5月
場所:ユカタン・ベースキャンプ・グリル付近(ロストリバーデルタ)
球根植物なので良い球根さえ手に入れば、2ヶ月後に必ず花を咲かせます。しかし、来年も咲かせたい場合は、早めに花を切り、冬は水をやらず寒さに当てる必要があります。
水耕栽培が有名で室内装飾に適した花というイメージがありますが、屋外にたくさん植えると立派なジャングルを演出してくれるんですよ。
【シュロガヤツリ(花):Cyperus alternifolius】
科名/属名:カヤツリグサ/カヤツリグサ 原産地:マダガスカル 見頃:5~6月
場所:ジャスミンのフライングカーペット付近(アラビアンコースト)
水が大好きなので水に浸るくらいの環境で育てましょう。日向を好む植物で、日当たりが悪いと葉色が悪くなるのでご注意を。
最古の紙の原料といわれるパピルスの仲間ですが、パピルスほど大きくならないので個人の庭でも育てられます。
【ムサシアブミ(花):Arisaema ringens】
科名/属名:サトイモ/テンナンショウ 原産地:日本~中国 見頃:5月
場所:インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮付近(ロストリバーデルタ)
海岸近くの林床に自生しているので、やや湿った半日陰の環境を好みます。強光線の当たる場所ですと、次第に数が減ってきてしまいます。植える場所には気を付けるようにしましょう。
株が小さく弱いうちは雄性花を咲かせ、株が大きくなり力が付いてくると雌性花を咲かせます。また、株が大きくなるに従って葉も成長していきます。とても大きくなるので、毎年の楽しみのひとつです。
【ヒペリカム:Hypericum patulum】
科名/属名:オトギリソウ/ヒペリカム 原産地::中国中南部 見頃:5~6月
場所:ハリケーンポイント灯台付近(アメリカンウォーターフロント/ケープコッド)
丈夫で何もしなくても成長してくれますが、腐植に富んだ土に植え、夏の西日を避けるようにすると、より大きくなります。ぜひ、試してみてください。
近年、いろいろな品種が作出され、花だけでなく実を楽しむものや大型のものから小型のものまで楽しめるようになりました。用途に合わせて選べるようになったので、寄せ植え素材のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ