【花と緑の散策】
2017年4月17日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【アメリカハナズオウ‘フォレストパンシー’:Cercis canadensis ‘ Foresut pansy’】
科名/属名:マメ/ハナズオウ 原産地:アメリカ 見頃:4~5月
場所:クリッターカントリー入口付近
日当たりを好みますが、厳しい暑さには弱いので真夏の西日は避けましょう。基本的に丈夫な植物ですがテッポウムシにはご注意を。
ピンクの花だけでなく赤いハート形の葉も見所の1つです。小さな花を密集して咲かすハナズオウよりも、花数の少ないこちらの花を可愛らしいと感じる方も多いのではないでしょうか?
【ウバメガシ(花):Quercus phylliraeoides】
科名/属名:ブナ/コナラ 原産地:日本~中国 見頃:4~5月
場所::ホーンテッドマンション入口付近(ファンタジーランド)
暖地の海岸そばの山地に自生しています。丈夫で萌芽力が強いので、刈込やトピアリーに向いています。雌雄同株ですが花は雌雄別で、この垂れているのは雄花です。
成長が遅く普通の家庭に植えるなら、2~3mぐらいが標準。ですので、この樹はかなりの年月が経っているんですよ。大気汚染と潮風に強く、根付いてしまえば手のかからない良い子。だからここまで立派に成長することができた、というわけです。
【リナリア:Linaria bipartita】
科名/属名:ゴマノハグサ/リナリア 原産地:モロッコ 見頃:3~4月
クリスタルパレス・レストラン付近(アドベンチャーランド)
日当たりと風通しの良い場所に、水はけの良い土で植えます。多湿を嫌うので、水をあげるのは完全に乾いてからにしましょう。
細い茎とパステルカラーのかわいい花が特徴的ですね。その姿から弱々しい印象を与えるかもしれませんが、実はとっても丈夫。そのたくましさは、倒れてもわき芽が成長して花が増えるほどです。
【シロヤマブキ:Rhodotypos scandens】
科名/属名:バラ/シロヤマブキ 原産地:日本~中国 見頃:4月
場所:白雪姫のグロット付近(ファンタジーランド)
肥沃でやや湿った土を好みます。植付の際には有機質を多めに施すのがポイント。日向から半日陰の場所が向いているので、西日の当たらない場所に植えましょう。
大きくならないので剪定の必要はありません。ですが、古い幹を切ってあげると新しい幹が出てくるので、更新することができますよ。
【ハボタン(花):Brassica oleracea var. acephala】
科名/属名:アブラナ/アブラナ 原産地::ヨーロッパ南西部 見頃:3~4月
場所:スイスファミリー・ツリーハウス付近(アドベンチャーランド)
肥沃で水はけの良い土に植えます。耐寒性は抜群なので霜の心配をせず良く日の当たる庭の真ん中に植えましょう。
丸葉・ちりめん・切れ葉など色々な品種がありますが、わざわざ花を咲かせる人は少ないでしょう。でも菜の花の仲間なので、春の花として立派に楽しむことができますよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ