【花と緑の散策】
2017年2月21日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【コールラビ:Brassica pleracea var. gonygylodes】
科名/属名:アブラナ/アブラナ 原産地:地中海沿岸 見頃:1~2月
場所:グーフィーのペイント&プレイハウス付近(トゥーンタウン)
過湿を嫌うのできちんと畝を立てて、良く日に当てるようにしましょう。球を太らせるために、肥料切れにはご注意を。ただし、大きくしすぎると今度は固くなってしまうので、5cmぐらいになったら収穫どき。きちんと見極めることがポイントです。
変わった形の野菜ですよね。植わっているところを見たことのある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?ギャグとユーモアがあふれる街、トゥーンタウンにピッタリの野菜ですね。
【オオバタイワンツバキ:Gordonia acuminata】
科名/属名:ツバキ/タイワンツバキ 原産地:台湾~中国 見頃:1~2月
場所:プラザパビリオン・バンドスタンド付近(アドベンチャーランド)
日当たりの良い場所に、肥沃で腐植質に富んだ土で植えます。萌芽力が強く、すぐに茂ってしまうので、開花後に剪定をするよう心がけましょう。
普通のタイワンツバキはパークではおなじみの存在ですが、オオバはやっと見つけて持ってきました。葉だけでなく花も大きくて見栄えがよいので、風景づくりにとっても助かっています。
【ヒューケラ:Heuchera sanguinea】
科名/属名:ユキノシタ/ツボサンゴ 原産地:メキシコ~アリゾナ 見頃:1~3月
アリスのティーパーティー付近(ファンタジーランド)
日本の夏の高温多湿と乾燥が嫌いなので、夏は半日陰、冬は日当たりの良い場所に置くのがポイント。水はけと水持ちの良い土に、腐植質を多めに混ぜて植えましょう。
最近は新品種が多く出され、さまざまな葉色が出てきました。カラフルな葉色は、アリスのティーパーティーをより引き立てていますね。また、寒さに強く半日陰にも耐える優れモノなので、とても頼りにしています。
【アメリカフウ「実」:Liquidambar styraciflua】
科名/属名:マンサク/フウ 原産地:北米 見頃:12~2月
場所:ハッピーキャンパーサプライ付近(ウエスタンランド/キャンプ・ウッドチャック)
日当たりが良く、適度に湿った土を好みます。放っておいてもキレイな樹形になりますが、成長が早いので広い場所を確保する必要があります。
プラタナスに似た実は見た目ほど痛くありません。種が飛んだ穴が開いて乾いたもの(写真)は、硬くて丈夫なので、アクセサリーなどの材料として使われることもあるんですよ。
【イジュ「実」:Schima wallichii spp. liukiuensis】
科名/属名:ツバキ/スキマ 原産地:琉球諸島 見頃:12~2月
場所:スイスファミリー・ツリーハウス付近(アドベンチャーランド)
日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。丈夫で病害虫被害もほとんどありませんが、沖縄原産なので関東以北での越冬は難しいかもしれません。
初夏に白い花をびっしり咲かせるのでとても目立ちます。咲いた花の分だけ実もつくので、キレイに5つに分裂した実がびっしりついて面白いですよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ