【花と緑の散策】
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2014年2月28日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ヤブツバキ:Camellia japonica】
科名/属名:ツバキ/ツバキ 原産地:日本・朝鮮半島 見頃:1~3月
場所:クイーン・オブ・ハートのバンケットホール付近(ファンタジーランド)
半日陰でも生育しますが、日当りが悪いと花があまり咲かなくなります。弱酸性の土壌でよく育ちます。
6月頃花芽をつくるので、剪定・刈込(生育を調整したり形を整えたりするために枝の一部を切り取ること)は春までに終わらせないと、花が咲きません。
「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」のトランプの兵隊にちなんで、スペードの形をイメージしています。
【タラヨウ(実):Ilex latifolia】
科名/属名:モチノキ/モチノキ 原産地:日本 見頃:12~2月
場所:プラザバビリオン・バンドスタンド付近(ウエスタンランド)
日当りが良く適度に湿った土壌に植付けます。中部地方以南に自生するので、北関東より北の寒冷地には適しません。ある程度の大きさになると、自然にキレイな形に育つので剪定はあまり必要ありません。
葉の裏を尖ったものでひっかくと黒く浮かび上がるので、通称「葉書の木」と呼ばれています。そのまま乾燥させると何十年ももつそうです。郵便局のシンボルツリーにも指定されています。
【フェニックス・リクリナータ:Phoenix reclinata】
科名/属名:ヤシ/フェニックス 原産地:アフリカ・マダガスカル 見頃:通年
場所:モンスターズ・インク “ライド&ゴーシーク!”前(トゥモローランド)
5~6幹立ちぐらいが普通ですが、たまに1本立ちのものもあります。1本だと他のフェニックス属と見分けを付けるが大変かもしれません。日当りの良い場所に植え、冬でも極端に乾かさないように管理します。
アトラクションの入口の両サイドに門番のように植えてあります。両方とも同じ種類なのですが、形がまったく違います。こんなモンスターたちがいそうですよね?
【ドラセナ・ドラコ:Dracaena draco】
科名/属名:リュウゼツラン/ドラセナ 原産地:カナリア諸島 見頃:通年
場所:スイスファミリー・ツリーハウス付近(アドベンチャーランド)
丈夫な植物で、日光に充分当てる他は手間がかかりません。でも日本の夏の高温多湿は苦手なので、真夏は半日陰ぐらいの場所が好ましいです。
とても長命な種類で、原産地では6000~7000年経つものもあるそうです。“竜の血”と呼ばれる赤い樹液が出るそうですが、まだパークで見たことはありません。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photo by Y.I.
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