【花と緑の散策】
2013年6月25日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ニューサイラン:Phormium tenax】
科名/属名:ユリ/フォルミウム 原産地:ニュージーランド 見頃:6~7月
場所:スカットルのスクーター付近(マーメイドラグーン)
関東から南であれば野外で冬を越すことができます。夏の乾燥と冬の北風に弱いので、灌水と寒風には気をつけましょう!昔はこの葉から繊維をとってロープを作っていました。ニュージーランドの主要な輸出作物だったそうです。
【アーモンド:Prunus amygdalus】
科名/属名:バラ/サクラ 原産地:西アジア 見頃:6~7月
場所:サルタンズ・オアシス付近(アラビアンコースト)
肥沃で腐食分の多い水はけの良い土を好みます。実を採る為には日照と風避けが重要ですが、「こんなカンタンに?」というくらい実がなります。サクラの様なきれいな花が咲きます。花を見ても、みなさんご存知のあのアーモンドだと分かる人はほとんどいないかもしれませんね♪
【ヒコウキソウ:Christia vespertilionis】
科名/属名:マメ/クリスティア 原産地:中国南部~インドシナ半島 見頃:6~7月
場所:ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横(メディテレーニアンハーバー)
熱帯地方の一年草なので、日本では越冬できません。肥沃で日当りのいい場所を好みます。中国では「蝙蝠草(コウモリソウ)」と呼ばれるほど変った形の葉が特徴。特に枝先の葉が風に揺れている所が、おもちゃの飛行機を思わせる楽しい植物なんですよ!
【クチナシ:Gardenia jasminioides】
科名/属名:アカネ/クチナシ 原産地:インドシナ~本州 見頃:6月
場所:中央救護室前(メディテレーニアンハーバー)
土質は特に選びませんが、肥沃で適度に湿った土を好みます。あまり寒い所では葉が傷んだり、花付が悪くなったりしてしまいます。花がとっても良い香りがするので、学名が「ジャスミノイデス(ジャスミンみたいな)」なんです。
【コバノランタナ:Lantana montevidensis】
科名/属名:クマツヅラ/ランタナ 原産地:南アメリカ中東部 見頃:6~7月
場所:ピッコロメルカート付近ほか(メディテレーニアンハーバー)
丈夫で育てやすいですが、日本では冬季は温室に入れる必要があります。軽くて肥沃な水はけの良い土を好みます。はっきりした色の小さい花がたくさん咲くので、イベントを華やかに彩ってくれることも♪これは匍匐する(ほふく/地面を覆うように伸びる)タイプなので、上にはあまり伸びません。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Photos by Y.I.