【花と緑の散策】

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東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん。今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。

スプレーマムの画像

【スプレーマム:Chrysanthemum × grandiflorum】科名/属名:キク/キク 原産地:中国 見頃:11月
場所:アメリカンウォーターフロント(ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ乗り場付近)

挿木・挿芽・株分けなどでかんたんに増やすことができます。短日性植物(日が当たる時間が短くなると開花する植物)なので、秋に日が短くなると開花しますが、短日処理(自然光をさえぎって日当たりを制限し、一日の暗い時間を長くすることで開花を促すこと)をすればいつでも咲かせることができます。花の咲いている期間が短いのがたまにキズですが、やはり秋になったらこの迫力ある花が恋しくなりますね。
 

ハマギクの画像

【ハマギク:Chrysanthemum nipponicum】科名/属名:キク/キク 原産地:日本 見頃:10~11月
場所:アメリカンウォーターフロント(ディズニーシー・トランジットスチーマーライン乗り場付近)

茨城県から青森県あたりの太平洋岸に自生する日本原産のキクです。寒冷地では花が終わった後、地上部が枯れて茎の基部だけが残り、ロゼット状(地面に葉が広がった様子)になって越冬します。名前の通り浜辺で生育するので潮風に強く、パークの岸辺も力強く彩ってくれます。
 

イソギクの画像

【イソギク:Chrysanthemum pacificum】科名/属名:キク/キク 原産地:日本 見頃:10月~11月
場所:アメリカンウォーターフロント(ディズニーシー・トランジットスチーマーライン乗り場付近)

関東南部から静岡県御前崎までの海岸の崖に自生。地下茎が伸びて広がっていきます。ハマギクと住み分けていますが、パークでは隣同士に植わっているんですよ。ハマギクとペアで海岸沿いを彩ってくれるよい仲間ですが、たまにどっちがどっちかわからなくなる事も。黄色い花がイソギクで、白い花がハマギクです。覚えておいてくださいね。
 

トキワマメガキの画像

【トキワマメガキ:Diospyris morrisiana】科名/属名:カキノキ/カキノキ 原産地:沖縄・台湾・中国南部 見頃:10月~12月
場所:ロストリバーデルタ(ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル付近)

日当りさえよければ土質を選ばず成長します。秋に食べる柿の仲間ですが、普通の柿と違い常緑で小さい実がなることからこの名前がつきました。東京ディズニーシー建設当時に植えた木で、植えた時は目立たないひかえめな木だなと思っていたのですが、実がなってみるとかわいらしく思えます。
 

ゴクラクチョウカの画像

【ゴクラクチョウカ:Streltzia reginae】科名/属名:バショウ/ストレリチア 原産地:南アフリカ 見頃:10月~12月
場所:アラビアンコースト(アグラバーマーケットプレイス付近)

病害虫被害がほとんどない丈夫な植物で、世界中の暖地で切花用として栽培されています。水はけと日当たりを好み、曇り空が続くと花立ちが悪くなるそうです。ゴクラクチョウカの本当の花期がいつなのかよく分らないほど、ほとんど1年中どこかで咲いています。

 

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 ※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の記事はこちらから
 

Engineering Division Y.K.
Photo by Y.I.

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