【花と緑の散策】

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東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん。今月は今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。

タイサンボク

【タイサンボク(実):Magnolia grandiflora】
科名/属名:モクレン/モクレン原産地:北米  見頃:9月~10月
場所:クリスタルパレス・レストラン横(アドベンチャーランド)

日当たりと水はけが充分な深い土壌を好みます。公園などのシンボルツリーになるほど大きく育ちますので、家庭のお庭には向いていない植物ですね。初夏に咲く白い大きな花も見事ですが、秋にはこの大きく立派な実にも注目してみてください。大きな葉も含めれば、パーク内では一年中見ごろと言ってもいいですね。

ハイビスカス・マホガニースプレンダ―

【ハイビスカス・マホガニースプレンダ―:Hibiscus acetosell】
科名/属名:アオイ/フヨウ 原産地:アフリカ・アンゴラ地方 見頃:7月~11月
場所:スクウィーザーズ・トロピカル・ジュースバー付近(アドベンチャーランド)

2mぐらいにまで育つ半耐寒性の多年草で、西日本では冬に地上部が枯れてしまっても根っこは生きていて、春に地下部から芽を出すんですよ。こちらも日当たりと水はけのよい場所を好みます。ハイビスカスなのに短日性植物(日照時間が短くなると花を咲かせる植物のこと)なので開花は今の時期から。花の色も派手ではなく、葉とほとんど同じ色なのであまり目立ちません。新芽はサラダとして食べることができるんですよ。

アマランサス・トリカラー

【アマランサス・トリカラー:Amaranthus tricolor】
科名/属名:ヒエ/アマランサス 原産地:熱帯アジア~熱帯アフリカ 見頃:9月上旬~10月
場所:シンデレラ城周辺(プラザ)

この属は世界中に分布し、やせた土地でもよく見られますが、本当は日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。背が高くなる種類は、風避けを立てるなどして保護することが大切です。今は知らない方が多いでしょうが、「ヒエ」という雑穀の仲間で、種を食用にする種類もあります。でも、パークに植えてあるのは観賞用ですので、目で見て楽しんでくださいね。

アトランティックジャイアント

【アトランティックジャイアント:Cucurbita moschata】
科名/属名:ウリ/カボチャ 原産地:中南米 見頃:9月~11月
場所:ウエスタンウエア前(ウエスタンランド)

大きくするためには、とにかく日当り・肥料・水が大切な植物です。1株に3個ほどしか実がならないのに、蔓はどんどん伸びるので、非常に広い土地が必要です。アメリカや最近は日本でも、大きさを競うコンテストが行われています。このくらいのサイズではとても優勝できませんが、パークに飾るためには、これ以上大きいと運べなくなってしまうんです。

スイフヨウ

【スイフヨウ:Hibiscus mutabilis f. versicolor】
科名/属名:アオイ/フヨウ 原産地:中国南部~日本南部 見頃:7月~10月
場所:トムソーヤ島いかだ付近(ウエスタンランド)

 

関東以西では普通に越冬し、庭園などでよく見かける植物です。水はけと通気性のよい砂壌土に植え、日光を充分に当てて育てます。朝蕾が開いた時は白い色をしていた花が、昼頃にはピンクになり、夕方には真っ赤になってしぼみます。その変化が「酔フヨウ」という名の由来です。

 

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 ※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の記事はこちらから
 

Engineering Division Y.K.
Photo by Y.I.

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