



ある晴れた日の午後、
ダッフィーたちはかくれんぼをしていました。
みんなは“おに”のジェラトーニに
見つからないようにと
なるべく遠いところに行って隠れましたが、
まだ誰も見つかっていないのに、
突然の雨…



幸い、雨雲はすぐに過ぎ去って
陽気な太陽が、大きな虹を連れて
戻ってきました。
「わあ、きれい!」

あちこちに散らばっていた7人は
この虹を友だちと一緒に見たいと思いました。
「虹が消える前に、
急いで戻らなきゃ」




みんなが戻ってきて
空を見上げたとき、
虹はすでに消えかかっていました。

すると、
リーナ・ベルが手品のように
シャボン玉をつくりました。



「見て、シャボン玉の中に
虹がある!」

「そうか!ぼくたちだけの
虹をつくればいいんだね」と
ダッフィーはにっこり。



クッキー・アンは
「これも使ってみよう!」と
泡だて器でどんどん
シャボン玉をつくります。



「キラキラ光って貝殻みたい」と
シェリーメイはうっとり。



あたり一面が色とりどりの
シャボン玉に包まれると
オル・メルは虹をイメージしたリズムを奏で、



ステラ・ルーは
それに合わせてステップを踏みました。



シャボン玉の中の虹に見とれていた
ジェラトーニは
ふと、かくれんぼをしていたことを
思い出しました。



「あれ?
そういえばみんな集まってる!
みーつけた!」







みんなは
「あ!見つかっちゃった」と
笑い合いました。
「一緒にいると、
いろんなことができて楽しいね」

ダッフィーたちの笑顔が輝きました。